📝 第2章の過去問 80 問
消化器系に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
くう こう
a 消化管は、口腔から肛門まで続く管で、平均的な成人で全長約5mある。
b 舌の表面には、味蕾という無数の小さな突起があり、味覚を感知する部位である舌乳頭が分布している。
c 唾液に含まれているリゾチームには、細菌の細胞壁を分解する酵素作用のほか、消炎作用などもあり、生体防御因子として働く。
d ペプシノーゲンは胃酸によって、タンパク質を消化する酵素であるペプトンとなる。
- 1. 正 誤 誤 正
- 2. 正 正 正 誤
- 3. 誤 誤 正 正
- 4. 誤 正 誤 正
- 5. 誤 誤 正 誤
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正解:5
【正解】5番
【手引きの該当箇所】(第2章 人体の働きと医薬品)
「胃液による消化作用から胃自体を保護するため、胃の粘膜表皮を覆う細胞から粘液が分泌されている。胃液分泌と粘液分泌のバランスが崩れると、胃液により胃の内壁が損傷を受けて胃痛等の症状を生じることがある。また、胃粘液に含まれる成分は、小腸におけるビタミンB12の吸収にも重要な役割を果たしている。食道から送られてきた内容物は、胃の運動によって胃液と混和され、かゆ状となって小腸16リゾチームには細菌の細胞壁を分解する酵素作用のほか、消炎作用などもあり、生体防御因子として働く。唾液以外に、鼻汁や涙液にも含まれている。滞留時間は、炭水化物主体の食品の場合には比較的短く、脂質分の多い食品の場合には比較的長い。」
小腸及び大腸に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a 十二指腸で分泌される腸液に含まれる成分の働きによって、膵液中のトリプシノーゲンがトリプシンになる。
わん わん すい すい のう
b 十二指腸は、胃から連なるC字型に彎曲した部分で、彎曲部には膵臓からの膵管と胆嚢からの胆管の開口部があって、それぞれ膵液と胆汁を腸管内へ送り込んでいる。
c 大腸は、盲腸、虫垂、上行結腸、横行結腸、下行結腸、S状結腸、直腸からなる管状の臓器で、内壁粘膜に絨毛がある。
d 大腸内には腸内細菌が多く存在し、腸管内の食物繊維(難消化性多糖類)を発酵分解する。
- 1. 誤 正 誤 誤
- 2. 誤 誤 正 誤
- 3. 正 正 誤 正
- 4. 誤 正 正 正
- 5. 正 誤 誤 誤
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正解:3
【正解】3番
【手引きの該当箇所】(第2章 人体の働きと医薬品)
「唾液以外に、鼻汁や涙液にも含まれている。滞留時間は、炭水化物主体の食品の場合には比較的短く、脂質分の多い食品の場合には比較的長い。(d)小腸全長6~7mの管状の臓器で、十二指腸、空腸、回腸の3部分に分かれる。わんわんすいすい十二指腸は、胃から連なる約25cmのC字型に彎曲した部分で、彎曲部には膵臓からの膵のうすい管と胆嚢からの胆管の開口部があって、それぞれ膵液と胆汁を腸管内へ送り込んでいる。腸の内壁からは腸液が分泌され、十二指腸で分泌される腸液に含まれる成分の働きによっすいて、膵液中のトリプシノーゲンがトリプシンになる。トリプシンは、胃で半消化されたタンパク質(ペプトン)をさらに細かく消化する酵素である。」
胆嚢及び肝臓に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a 肝臓は、脂溶性ビタミンであるビタミンA、D等のほか、ビタミンB6やB12等の水溶性ビタミンの貯蔵臓器でもある。
b 肝臓は、胆汁を産生するほか、栄養分の代謝・貯蔵、生体に有害な物質の無毒化・代謝などの働きがある。
c アルコールは、肝臓へと運ばれて一度アセトアニリドに代謝されたのち、さらに代謝されて酢酸となる。
d 肝機能障害や胆管閉塞などを起こすとアンモニアが循環血液中に滞留して、黄疸(皮膚や白目が黄色くなる症状)を生じる。
- 1. 誤 誤 正 誤
- 2. 正 正 誤 誤
- 3. 正 誤 誤 正
- 4. 正 誤 正 正
- 5. 誤 正 誤 正
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正解:2
【正解】2番
【手引きの該当箇所】(第2章 人体の働きと医薬品)
「医薬品として摂取された物質の多くも、肝臓において代謝される。アルコールの場合、胃や小腸で吸収されるが、肝臓へと運ばれて一度アセトアルデヒド20に代謝されたのち、さらに代謝されて酢酸となる。アミノ酸が分解された場合等に生成するアンモニアも、体内に滞留すると有害な物質であり、肝臓において尿素へと代謝される。ヘモグロビンが分解して生じたビリルビンも肝臓で代謝されるが、肝機能障害や胆管閉だん塞などを起こすとビリルビンが循環血液中に滞留して、黄疸(皮膚や白目が黄色くなる症状)を生じる。18ブドウ糖からのグリコーゲン生成は、骨格筋の組織でも行われ、骨格筋もその収縮のエネルギー源としてグリコーゲンを蓄えている。」
呼吸器系に関する記述のうち、誤っているものはどれか。
- 1. 鼻腔の内壁には粘液分泌腺が多く分布し、鼻汁を分泌する。鼻汁にはリゾチームが含まれ、
- 2. 咽頭は、鼻腔と口腔につながっており、消化管と気道の両方に属する。
- 3. 喉頭から肺へ向かう気道が左右の肺へ分岐するまでの部分を気管支という。
- 4. 肺では、肺胞マクロファージ(貪食細胞)が肺胞まで侵入してきた異物や細菌を探しあて
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正解:3
【正解】3番
【手引きの該当箇所】(第2章 人体の働きと医薬品)
「鼻腔の入り口(鼻孔)にある鼻毛は、空気中の塵、埃等を吸い込まないようにするフィルターの役目を果たしている。くう鼻腔の内壁は、粘膜で覆われた棚状の凸凹になっており、吸入された空気との接触面積を広いため、吸入された空気に効率よく適度な湿り気と温もりを与えて、乾燥した冷たい外気くうが流れ込むのを防いでいる。鼻腔内に物理的又は化学的な刺激を受けると、反射的にくしゃみが起きて激しい呼気とともに刺激の原因物を排出しようとする。くう鼻腔の内壁には粘液分泌腺が多く分布し、鼻汁を分泌する。鼻汁は、鼻から吸った空気に湿り気を与えたり、粘膜を保護するため、常に少しずつ分泌されている。鼻汁にはリゾチームが含まれ、気道の防御機構の一つとなっている。」
循環器系に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a リンパ球は、血管壁を通り抜けて組織の中に入り込むことができ、組織の中ではマクロファージ(貪食細胞)と呼ばれる。
b 血漿は、90%以上がアルブミン、グロブリン等のタンパク質からなり、微量の脂質、糖質、電解質を含む。
c 心室で血液を集めて心房に送り、心房から血液を拍出する心臓の動きを拍動という。
d グロブリンは、血液の浸透圧を保持する(血漿成分が血管から組織中に漏れ出るのを防ぐ)働きがあるほか、ホルモンや医薬品の成分等と複合体を形成して、それらが血液によって運ばれるときに代謝や排泄を受けにくくする。
- 1. 正 誤 正 誤
- 2. 正 正 誤 正
- 3. 誤 正 誤 誤
- 4. 誤 誤 正 正
- 5. 誤 誤 誤 誤
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正解:5
【正解】5番
【手引きの該当箇所】(第2章 人体の働きと医薬品)
「また、血液の循環によって、体内で発生した温熱が体表、肺、四肢の末端等に分配され、全身の温度をある程度均等に保つのに役立っている。しょう①血漿90%以上が水分からなり、アルブミン、グロブリン等のタンパク質のほか、微量の脂質、糖質、電解質を含む。しょうアルブミンは、血液の浸透圧を保持する(血漿成分が血管から組織中に漏れ出るのを防ぐ)働きがあるほか、ホルモンや医薬品の成分等と複合体を形成して、それらが血液によせつって運ばれるときに代謝や排泄を受けにくくする。グロブリンは、その多くが、免疫反応において、体内に侵入した細菌やウイルス等の異物を特異的に認識する抗体としての役割を担うため、そういったものは免疫グロブリンとも呼ばれる。」
泌尿器系に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a アルドステロンの分泌が過剰になると、高血圧、むくみ(浮腫)、カリウム喪失などを生じる(アルドステロン症)。
b 腎臓では水分及び電解質(特にナトリウム)の排出調節が行われており、血液の量と組成を維持して、血圧を一定範囲内に保つ上でも重要な役割を担っている。
c 腎臓は背骨の左右両側に位置する一対の空豆状の臓器で、内側中央部のくびれた部分に尿管、動脈、静脈、リンパ管等がつながっている。
d 副腎皮質では、自律神経系に作用するアドレナリン(エピネフリン)とノルアドレナリン(ノルエピネフリン)が産生・分泌される。
- 1. 正 正 正 誤
- 2. 誤 誤 正 正
- 3. 誤 正 誤 正
- 4. 正 誤 誤 誤
- 5. 正 正 正 正
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正解:1
【正解】1番
【手引きの該当箇所】(第2章 人体の働きと医薬品)
「尿細管では、原尿中のブドウ糖やアミノ酸等の栄養分及び血液の維持に必要な水分や電解質が再吸収される。その結果、老廃物が濃縮され、余分な水分、電解質とともに最終的に尿となる。腎臓には、心臓から拍出される血液の1/5~1/4が流れている。血液中の老廃物の除去のほか、水分及び電解質(特にナトリウム)の排出調節が行われており、血液の量と組成を維持して、血圧を一定範囲内に保つ上でも重要な役割を担っている。このほか腎臓には内分泌腺としての機能もあり、骨髄における赤血球の産生を促進するホルモンを分泌する。また、食品から摂取あるいは体内で生合成されたビタミンDは、腎臓で活性型ビタミンDに転換されて、骨の形成や維持の作用を発揮する。」
目の充血に関する以下の記述について、( )の中に入れるべき字句の正しい組み合わせはどれか。
目の充血は血管が( a )して赤く見える状態であるが、( b )の充血では白目の部分けん けんだけでなく眼瞼の裏側も赤くなる。
( c )が充血した時は、眼瞼の裏側は赤くならず、( c )
自体が乳白色であるため、白目の部分がピンク味を帯びる。
- 1. 収縮 強膜 結膜
- 2. 収縮 結膜 強膜
- 3. 拡張 強膜 結膜
- 4. 拡張 結膜 強膜
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正解:4
【正解】4番
【手引きの該当箇所】(第2章 人体の働きと医薬品)
「また、むくみ(浮腫)等、全身的な体調不良(薬の副作用を含む)の症状が現れやすい部位である。けん【結膜】眼瞼の裏側と眼球前方の強膜(白目の部分)とを結ぶように覆って組織を保護している。薄い透明な膜であるため、中を通っている血管が外部から容易に観察できる。目の充血は血管が拡張して赤く見える状態35であるが、結膜の充血では白目の部分だけでけんけんなく眼瞼の裏側も赤くなる。強膜が充血したときは、眼瞼の裏側は赤くならず、強膜自体が乳白色であるため、白目の部分がピンク味を帯びる。くうけん【涙器】涙液を分泌する涙腺と、涙液を鼻腔に導出する涙道からなる。涙腺は上眼瞼の裏側しょうにある分泌腺で、血漿から涙液を産生する。」
目に関する記述のうち、誤っているものはどれか。
- 1. 角膜に射し込んだ光は、角膜、房水、水晶体、硝子体を透過しながら屈折して網膜に焦点
- 2. 結膜は、眼瞼の裏側と眼球前方の強膜とを結ぶように覆って組織を保護している薄い透明
- 3. 涙液分泌がほとんどない睡眠中や、涙液の働きが悪くなったときには、滞留した老廃物に
- 4. 涙器は、涙液を分泌する涙腺と、涙液を鼻腔に導出する涙道からなるが、涙腺は上眼瞼の
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正解:1
【正解】1番
【手引きの該当箇所】(第2章 人体の働きと医薬品)
「ほこり涙液の主な働きとしては、(1)ゴミや埃等の異物や刺激性の化学物質が目に入ったときに、それらを洗い流す、(2)角膜に酸素や栄養分を供給する、(3)角膜や結膜で生じた老廃物を洗い流す、(4)目が鮮明な視覚情報を得られるよう角膜表面を滑らかに保つ、(5)リゾチーム、免疫グロブリン等を含み、角膜や結膜を感染から防御する、等がある。涙液は起きている間は絶えず分泌されており、目頭の内側にある小さな孔(涙点)から涙道に流れこんでいる。涙液分泌がほとんどない睡眠中や、涙液の働きが悪くなったときには、滞留した老廃物に粘液や脂分が混じって眼脂(目やに)となる。【眼筋】眼球を上下左右斜めの各方向に向けるため、6本の眼筋が眼球側面の強膜につながっている。」
耳に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a 中耳とは、外耳と内耳をつなぐ部分で、鼓膜、鼓室、耳小骨、耳管からなる。
か
b 蝸牛は、水平・垂直方向の加速度を感知する部分(耳石器官)と、体の回転や傾きを感知する部分(半規管)に分けられる。
c 外耳道を伝わってきた音は、鼓膜を振動させ、鼓室の内部では、互いに連結した微細な2つの耳小骨が鼓膜の振動を増幅して、内耳へ伝導する。
こう ほこり
d 外耳道にある耳垢腺(汗腺の一種)や皮脂腺からの分泌物に、埃や外耳道上皮の老廃物などが混じって耳垢(耳あか)となる。
- 1. 誤 正 正 誤
- 2. 誤 誤 正 正
- 3. 正 正 誤 誤
- 4. 誤 正 誤 正
- 5. 正 誤 誤 正
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正解:5
【正解】5番
【手引きの該当箇所】(第2章 人体の働きと医薬品)
「3)耳聴覚情報と平衡感覚を感知する器官で、外耳、中耳、内耳からなる。側頭部の左右両側に1対あり、音の立体感を認識することができる。(a)外耳側頭部から突出した耳介と、耳介で集められた音を鼓膜まで伝導する外耳道からなる。耳介は軟骨組織が皮膚で覆われたもので、外耳道の軟骨部に連なっている。軟骨部には耳ほこりこう毛が生えていて、空気中の埃等が入り込むのを防いでいる。外耳道にある耳垢腺(汗腺の一ほこりこう種)や皮脂腺からの分泌物に、埃や外耳道上皮の老廃物などが混じって耳垢(耳あか)となる。(b)中耳外耳と内耳をつなぐ部分で、鼓膜、鼓室、耳小骨、耳管からなる。外耳道を伝わってきた音は、鼓膜を振動させる。くう鼓室は、耳管という管で鼻腔や咽頭と通じている。」
外皮系に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a 角質層は、細胞膜が丈夫な線維性のタンパク質(フィブリン)でできた板状の角質細胞と、セラミド(リン脂質の一種)を主成分とする細胞間脂質で構成されている。
b メラニン色素は、表皮の最上層にあるメラニン産生細胞(メラノサイト)で産生され、太陽光に含まれる紫外線から皮膚組織を防護する役割がある。
c 皮下脂肪層は、外気の熱や寒さから体を守るとともに、衝撃から体を保護するほか、脂質としてエネルギー源を蓄える機能がある。
d 汗腺には、腋窩(わきのした)などの毛根部に分布するアポクリン腺(体臭腺)と、手のひらなど毛根がないところも含め全身に分布するエクリン腺の二種類がある。
- 1. 誤 正 誤 正
- 2. 誤 誤 正 正
- 3. 正 誤 誤 正
- 4. 正 誤 誤 誤
- 5. 誤 正 正 誤
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正解:2
【正解】2番
【手引きの該当箇所】(第2章 人体の働きと医薬品)
「皮脂は、皮膚を潤いのある柔軟な状態に保つとともに、外部からの異しん物に対する保護膜としての働きがある。皮脂の分泌が低下すると皮膚が乾燥し、皮膚炎や湿疹を起こすことがある。えきか汗腺には、腋窩(わきのした)などの毛根部に分布するアポクリン腺(体臭腺)と、手のひらなど毛根がないところも含め全身に分布するエクリン腺の二種類がある。2)骨格系骨格系は骨と関節からなり、骨と骨が関節で接合し、相連なって体を支えている。骨は体の器官のうち最も硬い組織の一つで、その基本構造は、(1)主部となる骨質、(2)骨質表面を覆う骨膜、(3)骨質内部の骨髄、(4)骨の接合部にある関節軟骨、の四組織からなる。○身体各部の支持機能:頭部や内臓を支える身体の支柱となる。」
骨格系及び筋組織に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a 骨は体の器官のうち最も硬い組織の一つで、その基本構造は、主部となる骨質、骨質表面を覆う骨膜、骨質内部の骨髄、骨の接合部にある関節軟骨の四組織からなる。
b 骨組織を構成する無機質は、骨に硬さを与え、有機質(タンパク質及び多糖体)は骨の強靭さを保つ。
c 筋組織は、筋細胞(筋繊維)とそれらをつなぐ結合組織からなり、その機能や形態によって、骨格筋、平滑筋、心筋に分類される。
d 骨格筋は、横紋筋とも呼ばれ、収縮力が強く、自分の意識どおりに動かすことができる随意筋であるため、疲労しにくく、長時間の動作が容易である。
- 1. 正 正 正 誤
- 2. 誤 誤 正 正
- 3. 誤 正 正 正
- 4. 正 誤 誤 誤
- 5. 正 正 誤 正
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正解:1
【正解】1番
【手引きの該当箇所】(第2章 人体の働きと医薬品)
「皮脂の分泌が低下すると皮膚が乾燥し、皮膚炎や湿疹を起こすことがある。えきか汗腺には、腋窩(わきのした)などの毛根部に分布するアポクリン腺(体臭腺)と、手のひらなど毛根がないところも含め全身に分布するエクリン腺の二種類がある。2)骨格系骨格系は骨と関節からなり、骨と骨が関節で接合し、相連なって体を支えている。骨は体の器官のうち最も硬い組織の一つで、その基本構造は、(1)主部となる骨質、(2)骨質表面を覆う骨膜、(3)骨質内部の骨髄、(4)骨の接合部にある関節軟骨、の四組織からなる。○身体各部の支持機能:頭部や内臓を支える身体の支柱となる。○臓器保護機能:骨格内に臓器を収め、保護する。く○運動機能:骨格筋の収縮を効果的に体躯の運動に転換する。」
脳や神経系の働きに関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a 脳において、血液の循環量は心拍出量の約15%、酸素の消費量は全身の約20%、ブドウ糖の消費量は全身の約25%と多い。
b 末梢神経系は、随意運動、知覚等を担う体性神経系と、生命や身体機能の維持のため無意識に働いている機能を担う自律神経系に分類される。
c 脳は脊髄と、延髄(後頭部と頸部の境目あたりに位置する)でつながっており、延髄には心拍数を調節する心臓中枢、呼吸を調節する呼吸中枢等がある。
d 交感神経の節後線維の末端から放出される神経伝達物質はアドレナリンであり、副交感神経の節後線維の末端から放出される神経伝達物質はアセチルコリンである。
- 1. 正 誤 正 正
- 2. 誤 正 誤 誤
- 3. 正 正 正 誤
- 4. 正 正 誤 正
- 5. 誤 誤 正 正
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正解:3
【正解】3番
【手引きの該当箇所】(第2章 人体の働きと医薬品)
「通常、交感神経系と副交感神経系は、互いに拮抗して働き、一方が活発になっているときには他方は活動を抑制して、効果器を制御している。効果器に伸びる自律神経は、節前線維と節後線維からできている。交感神経と副交感神経は、効果器でそれぞれの神経線維の末端から神経伝達物質と呼ばれる生体物質を放出し、効果器を作動させている。交感神経の節後線維の末端から放出される神経伝達物質はノルアドレナリンであり、副交感神経の節後線維の末端から放出される神経伝達物質はアセチルコリンである。ただし、汗腺を支配する交感神経線維の末端では、例外的にアセチルコリンが伝達物質として放出される39。医薬品の成分が体内で薬効又は副作用をもたらす際も、自律神経系への作用や影響が重要である。」
次の医薬品の剤形と、その特徴との関係のうち、正しいものの組み合わせはどれか。
【剤形】
【特徴】
a 経口液剤 ― 液状の剤形のうち、内服用の剤形である。
固形製剤よりも飲み込みやすく、また、既に有効成分が液中に溶けたり分散したりしているため、服用後、比較的速やかに消化管から吸収されるという特徴がある。
b チュアブル錠 ― 薬効を期待する部位が口の中や喉であるものが多く、飲み込まずにな口の中で舐めて、徐々に溶かして使用する。
c スプレー剤 ― 有効成分を霧状にする等して局所に吹き付ける剤形である。
手指等では塗りにくい部位や、広範囲に適用する場合に適している。
d クリーム剤 ― 外用局所に適用する剤形であり、外用液剤に比べて患部が乾きやすいという特徴がある。
- 1. a,b
- 2. a,c
- 3. b,c
- 4. b,d
- 5. c,d
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正解:2
【正解】2番
【手引きの該当箇所】(第2章 人体の働きと医薬品)
「かまた、顆粒剤は粒の表面がコーティングされているものもあるので、噛み砕かずに水などで飲み込む。(d)経口液剤、シロップ剤経口液剤は、液状の剤形のうち、内服用の剤形である。固形製剤よりも飲み込みやすく、また、既に有効成分が液中に溶けたり分散したりしているため、服用後、比較的速やかに消化管から吸収されるという特徴がある。経口液剤では苦味やにおいが強く感じられることがあるので、小児に用いる医薬品の場合、白糖等の糖類を混ぜたシロップ剤とすることが多い。(e)カプセル剤カプセル剤は、カプセル内に散剤や顆粒剤、液剤等を充填した剤形であり、内服用の医薬品として広く用いられている。」
薬が働く仕組みに関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a 皮膚に適用する医薬品(塗り薬、貼り薬等)は、適用部位に対する局所的な効果を目的とするものがほとんどであるため、アレルギー性の副作用は適用部位にのみ現れる。
b 内服薬の有効成分は主に小腸で吸収され、一般に、消化管からの吸収は、濃度の高い方から低い方へ受動的に拡散していく現象である。
ざ
c 坐剤の有効成分は、直腸の粘膜下に豊富に分布する動脈から容易に循環血液中に入るため、内服の場合よりも全身作用が速やかに現れる。
d アレルギー反応は微量の抗原でも生じるため、点眼薬や含嗽薬(うがい薬)等でもショック(アナフィラキシー)等のアレルギー性副作用を生じることがある。
- 1. 誤 正 誤 正
- 2. 誤 正 誤 誤
- 3. 誤 誤 正 正
- 4. 正 正 正 誤
- 5. 正 誤 誤 誤
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正解:1
【正解】1番
【手引きの該当箇所】(第2章 人体の働きと医薬品)
「従って、眼以外の部位に到達して副作用を起こすことがあるため、場合によっては点眼する際には目頭の鼻涙管の部分を押さえ、有効成分が鼻に流れるのを防ぐ必要がある。そう咽頭の粘膜に適用する含嗽薬(うがい薬)等の場合は、その多くが唾液や粘液によって食道へ流れてしまうため、咽頭粘膜からの吸収が原因で全身的な副作用が起こることは少そうない。ただし、アレルギー反応は微量の抗原でも生じるため、点眼薬や含嗽薬(うがい薬)等でもショック(アナフィラキシー)等のアレルギー性副作用を生じることがある。③皮膚吸収皮膚に適用する医薬品(塗り薬、貼り薬等)は、適用部位に対する局所的な効果を目的とするものがほとんどである。」
重篤な皮膚粘膜障害に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
しん ほう
a 皮膚粘膜眼症候群は、38℃以上の高熱を伴って、発疹・発赤、火傷様の水疱等の激しい症状が比較的短時間のうちに全身の皮膚、口、眼等の粘膜に現れる病態をいう。
b 皮膚粘膜眼症候群の発生頻度は、人口100万人当たり年間1~6人と報告されており、発生機序の詳細は不明である。
c 中毒性表皮壊死融解症は、38℃以上の高熱を伴って広範囲の皮膚に発赤が生じ、全身の10%以上に火傷様の水疱等が認められ、かつ、口唇の発赤・びらん等の症状を伴う病態をいう。
d 中毒性表皮壊死融解症の発生頻度は、人口100万人当たり年間0.4~1.2人と報告されており、発生機序の詳細は不明である。
- 1. 正 正 誤 誤
- 2. 正 正 正 正
- 3. 誤 誤 誤 正
- 4. 誤 誤 正 誤
- 5. 誤 正 正 正
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正解:2
【正解】2番
【手引きの該当箇所】(第2章 人体の働きと医薬品)
「発生頻度は、人口100万人当たり年間1~6人と報告されている。(b)中毒性表皮壊死融解症(TEN)中毒性表皮壊死融解症は、38℃以上の高熱を伴って広範囲の皮膚に発赤が生じ、全身のほうはく10%以上に火傷様の水疱、皮膚の剥離、びらん等が認められ、かつ、口唇の発赤・びらん、眼の充血等の症状を伴う病態で、最初に報告をした医師の名前にちなんでライエル症候群とも呼ばれる。皮膚粘膜眼症候群と関連のある病態と考えられており、中毒性表皮壊死融解症の症例の多くが皮膚粘膜眼症候群の進展型とみられる。発生頻度は、人口100万人当たり年間0.4~1.2人と報告されている。皮膚粘膜眼症候群と同様に、発症機序の詳細は不明であり、発症の予測は困難である。」
偽アルドステロン症に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a 体内にカリウムと水が貯留し、体から塩分(ナトリウム)が失われることによって生じる病態である。
b 主な症状に、手足の脱力、血圧上昇、筋肉痛、倦怠感、喉の渇き等がある。
c 低身長、低体重など体表面積が小さい者ほど生じにくく、原因医薬品の長期服用後に初めて発症する場合もある。
d 偽アルドステロン症が疑われる症状に気付いても、原因と考えられる医薬品の使用を中止せず、医師の診療を受けることが重要である。
- 1. 正 正 正 誤
- 2. 正 誤 誤 正
- 3. 誤 誤 正 正
- 4. 誤 正 誤 正
- 5. 誤 正 誤 誤
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正解:5
【正解】5番
【手引きの該当箇所】(第2章 人体の働きと医薬品)
「肝機能障害が疑われた時点で、原因と考えられる医薬品の使用を中止し、医師の診療を受けることが重要である。漫然と原因と考えられる医薬品を使用し続けると、不可逆的な病変(肝不全)を生じ、死に至ることもある。4)偽アルドステロン症体内に塩分(ナトリウム)と水が貯留し、体からカリウムが失われることによって生じる病態である。副腎皮質からのアルドステロン分泌が増加していないにもかかわらずこのような状態となることから、偽アルドステロン症49と呼ばれている。けん主な症状に、手足の脱力、血圧上昇、筋肉痛、こむら返り、倦怠感、手足のしびれ、頭痛、むくおうみ(浮腫)、喉の渇き、吐きけ・嘔吐等があり、病態が進行すると、筋力低下、起立不能、歩行困けいれん難、痙攣等を生じる。」
精神神経系に現れる副作用に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a 精神神経症状は、医薬品の大量服用や長期連用等の不適正な使用がなされた場合に限らず、通常の用法・用量でも発生することがある。
b 無菌性髄膜炎とは、髄膜炎のうち、髄液に細菌が検出されないものをいい、大部分はウイルスが原因と考えられているが、マイコプラズマ感染症やライム病、医薬品の副作用等によって生じることもある。
c 医薬品の副作用が原因の無菌性髄膜炎は、早期に原因医薬品の使用を中止すれば、速やかに回復し、予後は比較的良好であるため、重篤な後遺症が残ることはない。
d 心臓や血管に作用する医薬品により、頭痛やめまい、浮動感(体がふわふわと宙に浮いたような感じ)、不安定感(体がぐらぐらする感じ)等が生じることがある。
- 1. 正 誤 正 誤
- 2. 誤 正 誤 誤
- 3. 誤 誤 誤 正
- 4. 誤 誤 正 誤
- 5. 正 正 誤 正
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正解:5
【正解】5番
【手引きの該当箇所】(第2章 人体の働きと医薬品)
「早期に原因医薬品**の使用を中止すれば、速やかに回復し、予後は比較的良好であることがほとんどであるが、重篤な中枢神経系の後遺症が残った例も報告されている。また、過去に軽度の症状を経験した人の場合、再度、同じ医薬品を使用することにより再発し、急激に症状が進行する場合がある。3)その他心臓や血管に作用する医薬品により、頭痛やめまい、浮動感(体がふわふわと宙に浮いたような感じ)、不安定感**(体がぐらぐらする感じ)等が生じることがある。これらの症状が現れた場合は、原因と考えられる医薬品の使用を中止し、症状によっては医師の診療を受けるなどの対応が50膠こう原病の一種で、発熱や全身の倦けん怠感、頬に赤い発疹、手指の腫れと関節炎、口内炎、光線過敏等の症状が現れる。」
消化器系に現れる副作用に関する記述のうち、誤っているものはどれか。
- 1. 消化性潰瘍は、胃やS状結腸の粘膜組織が傷害されて、粘膜組織の一部が粘膜筋板を超え
- 2. 消化性潰瘍は、自覚症状が乏しい場合もあり、貧血症状(動悸や息切れ等)の検査時や突
- 3. イレウス様症状(腸閉塞様症状)が悪化すると、腸内容物の逆流による嘔吐が原因で脱水
- 4. 浣腸剤や坐剤の使用によって現れる一過性の症状に、肛門部の熱感等の刺激、異物の注入
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正解:1
【正解】1番
【手引きの該当箇所】(第2章 人体の働きと医薬品)
「これらの症状が現れたときには、原因と考えられる医薬品の使用を中止し、症状によっては医師の診療を受けるなどの対応が必要である。医薬品によっては、一過性の軽い副作用として、口渇、便秘、軟便、下痢等が現れることかんざこうがある。また、浣腸剤や坐剤の使用によって現れる一過性の症状に、肛門部の熱感等の刺激、異物の注入による不快感、排便直後の立ちくらみなどがある。2)呼吸器系に現れる副作用(a)間質性肺炎通常の肺炎が気管支又は肺胞が細菌に感染して炎症を生じたものであるのに対し、間質性肺炎は肺の中で肺胞と毛細血管を取り囲んで支持している組織(間質)が炎症を起こしたものである。」
薬疹に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a 医薬品によって引き起こされるアレルギー反応の一種で、医薬品を使用した直後に起きることが多く、長期使用後に現れることはない。
b あらゆる医薬品で起きる可能性があり、同じ医薬品でも生じる発疹の型は人によって様々であるが、皮膚以外に症状が現れることはない。
しん かゆ
c 薬疹による痒み等の症状に対して、一般の生活者が自己判断で対症療法を行うことは、原因の特定を困難にするおそれがあるため、避けるべきである。
しん しん
d アレルギー体質の人や以前に薬疹を起こしたことのある人で生じやすいが、それまで薬疹を経験したことがない人であっても、暴飲暴食や肉体疲労が誘因となって現れることがある。
- 1. 正 正 誤 正
- 2. 正 誤 誤 誤
- 3. 誤 正 正 誤
- 4. 正 誤 正 正
- 5. 誤 誤 正 正
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正解:5
【正解】5番
【手引きの該当箇所】(第2章 人体の働きと医薬品)
「皮膚以外に、眼の充血や口唇・口腔粘膜に異常が見られることもくうある。特に、発熱を伴って眼や口腔粘膜に異常が現れた場合は、急速に皮膚粘膜眼症候群や、中毒性表皮壊死融解症等の重篤な病態へ進行することがあるので、厳重な注意が必要である。しん薬疹は医薬品の使用後1~2週間で起きることが多いが、長期使用後に現れることもある。しんしんアレルギー体質の人や以前に薬疹を起こしたことがある人で生じやすいが、それまで薬疹を経験したことがない人であっても、暴飲暴食や肉体疲労が誘因となって現れることがある。しんしん医薬品を使用した後に発疹・発赤等が現れた場合は、薬疹の可能性を考慮すべきである。かゆ重篤な病態への進行を防止するため、原因と考えられる医薬品の使用を直ちに中止する。」
副作用情報等の収集と報告に関する以下の記述について、( )の中に入るべき字句の正しい組み合わせはどれか。
登録販売者は、医薬品の副作用等を知った場合において、( a )の危害の発生又は拡大を防止するため必要があると認めるときは、その旨を( b )に報告しなければならないとされており、実務上は決められた形式に従い報告書を( c )に提出することとなる。
- 1. 保健衛生上 総務大臣 独立行政法人医薬品医療機器総合機構
- 2. 保健衛生上 厚生労働大臣 都道府県
- 3. 公衆衛生上 総務大臣 都道府県
- 4. 保健衛生上 厚生労働大臣 独立行政法人医薬品医療機器総合機構
- 5. 公衆衛生上 総務大臣 独立行政法人医薬品医療機器総合機構
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正解:4
【正解】4番
【手引きの該当箇所】(第2章 人体の働きと医薬品)
「いずれの場合も、重篤な病態への進行を防止するため、原因と考えられる医薬品の使用を中止し、症状によっては医師の診療を受けるなどの対応が必要である。7)副作用情報等の収集と報告法第68条の10第2項の規定に基づき、登録販売者は、医薬品の副作用等を知った場合において、保健衛生上の危害の発生又は拡大を防止するため必要があると認めるときは、その旨を厚生労働大臣に報告しなければならないとされており、実務上は決められた形式に従い報告書を独立行政法人医薬品医療機器総合機構に提出することとなる。」
消化管に関する記述の正誤について、正しい組合せを選べ。
a 胃の内壁にある胃腺からは、塩酸(胃酸)やペプシノーゲンなどが分泌される。
b 胃粘液に含まれる成分は、小腸におけるビタミンB12の吸収に重要な役割を果たしている。
c 小腸のうち十二指腸に続く部分の、概ね上部40%が回腸、残り約60%が空腸である。
d 大腸の粘膜は、 絨 毛で覆われてビロード状になっている。
- 1. 正 正 誤 誤
- 2. 正 正 誤 正
- 3. 正 誤 誤 誤
- 4. 誤 誤 正 正
- 5. 誤 誤 正 誤
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正解:1
【正解】1番
【手引きの該当箇所】(第2章 人体の働きと医薬品)
「また、胃酸は、胃内を強酸性に保って内容物が腐敗や発酵を起こさないようにする役目も果たしている。胃液による消化作用から胃自体を保護するため、胃の粘膜表皮を覆う細胞から粘液が分泌されている。胃液分泌と粘液分泌のバランスが崩れると、胃液により胃の内壁が損傷を受けて胃痛等の症状を生じることがある。また、胃粘液に含まれる成分は、小腸におけるビタミンB12の吸収にも重要な役割を果たしている。食道から送られてきた内容物は、胃の運動によって胃液と混和され、かゆ状となって小腸16リゾチームには細菌の細胞壁を分解する酵素作用のほか、消炎作用などもあり、生体防御因子として働く。唾液以外に、鼻汁や涙液にも含まれている。」
消化器系に関する記述の正誤について、正しい組合せを選べ。
すい すい
a 膵臓は、弱酸性の膵液を十二指腸へ分泌する。
b 胆嚢は、胆汁を産生して蓄える器官である。
c 摂取されたアルコールは、胃や小腸で吸収され、肝臓へと運ばれてアセトアルデヒドに代謝されたのち、さらに代謝されて酢酸となる。
d アミノ酸が分解された場合等に生成するアンモニアは、肝臓において尿素へと代謝される。
- 1. 正 誤 正 誤
- 2. 正 誤 誤 正
- 3. 誤 正 正 正
- 4. 誤 正 誤 正
- 5. 誤 誤 正 正
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正解:5
【正解】5番
【手引きの該当箇所】(第2章 人体の働きと医薬品)
「また、肝臓は、脂溶性ビタミンであるビタミンA、D等のほか、ビタミンB6やB12等の水溶性ビタミンの貯蔵臓器でもある。ii)生体に有害な物質の無毒化・代謝消化管等から吸収された、又は体内で生成した、滞留すると生体に有害な物質を、肝細胞内の酵素系の働きで代謝して無毒化し19、又は体外に排出されやすい形にする。医薬品として摂取された物質の多くも、肝臓において代謝される。アルコールの場合、胃や小腸で吸収されるが、肝臓へと運ばれて一度アセトアルデヒド20に代謝されたのち、さらに代謝されて酢酸となる。アミノ酸が分解された場合等に生成するアンモニアも、体内に滞留すると有害な物質であり、肝臓において尿素へと代謝される。」
呼吸器系に関する記述の正誤について、正しい組合せを選べ。
a 呼吸器系は鼻腔、咽頭、喉頭、気管、気管支、肺からなり、そのうち、鼻腔から咽頭・喉頭までの部分を上気道という。
b 鼻汁にはリゾチームが含まれ、気道の防御機構の一つとなっている。
c 喉頭の大部分と気管から気管支までの粘膜は、線毛上皮で覆われている。
d 肺の筋組織が拡張・収縮することで、呼吸運動が行われている。
- 1. 正 正 誤 正
- 2. 誤 誤 正 誤
- 3. 正 正 正 誤
- 4. 正 誤 正 誤
- 5. 誤 正 誤 正
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正解:3
【正解】3番
【手引きの該当箇所】(第2章 人体の働きと医薬品)
「鼻腔内に物理的又は化学的な刺激を受けると、反射的にくしゃみが起きて激しい呼気とともに刺激の原因物を排出しようとする。くう鼻腔の内壁には粘液分泌腺が多く分布し、鼻汁を分泌する。鼻汁は、鼻から吸った空気に湿り気を与えたり、粘膜を保護するため、常に少しずつ分泌されている。鼻汁にはリゾチームが含まれ、気道の防御機構の一つとなっている。かぜやアレルギーのときなどには、防御反応として大量に鼻汁が分泌されるようになる。(b)咽頭くうくう鼻腔と口腔につながっており、咽頭は消化管と気道の両方に属する。へんへん咽頭の後壁には扁桃23があり、粘膜表面が凸凹している。」
血液に関する記述の正誤について、正しい組合せを選べ。
ちゅう しょう
a 血液の粘 稠 性は、主として血 漿 の水分量や赤血球の量で決まり、血中脂質量はほとんど影響を与えない。
b 赤血球は中央部がくぼんだ円盤状の細胞で、血液全体の約40%を占める。
c アルブミンは鉄分と結合したタンパク質で、酸素量の多いところで酸素分子と結合し、酸素が少なく二酸化炭素が多いところで酸素分子を放出する性質がある。
d 健常人の血液において、白血球のなかでリンパ球が最も数が多い。
- 1. 正 誤 正 誤
- 2. 正 誤 正 正
- 3. 正 正 誤 誤
- 4. 誤 正 正 正
- 5. 誤 正 誤 正
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正解:3
【正解】3番
【手引きの該当箇所】(第2章 人体の働きと医薬品)
「グロブリンは、その多くが、免疫反応において、体内に侵入した細菌やウイルス等の異物を特異的に認識する抗体としての役割を担うため、そういったものは免疫グロブリンとも呼ばれる。しょう脂質(中性脂肪、コレステロール等)は、血漿中のタンパク質と結合してリポタンパクしょうちゅうしょう質を形成し、血漿中に分散している。なお、血液の粘稠性は、主として血漿の水分量や赤血球の量で決まり、血中脂質量はほとんど影響を与えない27。②血球(赤血球、白血球、血小板)【赤血球】中央部がくぼんだ円盤状の細胞で、血液全体の約40%を占め28、赤い血色素(ヘモグロビン)を含む。」
ひ脾臓及びリンパ系に関する記述の正誤について、正しい組合せを選べ。
ひ
a 脾臓は、胃の後方の右下腹部に位置する。
ひ こ
b 脾臓は、古くなった赤血球を濾し取って処理したり、血流中の細菌やウイルス等の異物に対する免疫応答に関与する。
c リンパ管には逆流防止のための弁がある。
d リンパ管は互いに合流して次第に太くなり、最終的に門脈に合流する。
- 1. 正 正 誤 誤
- 2. 誤 正 正 誤
- 3. 誤 誤 正 正
- 4. 誤 誤 誤 正
- 5. 正 誤 誤 誤
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正解:2
【正解】2番
【手引きの該当箇所】(第2章 人体の働きと医薬品)
「主な働きは、脾臓内こを流れる血液から古くなった赤血球を濾し取って処理することである。健康な赤血球には柔ひ軟性があるので脾臓内の網目構造をすり抜けられるが、古くなって柔軟性が失われた赤血球ひは引っかかり、脾臓の組織に存在するマクロファージ(貪食細胞)によって壊される。ひまた、脾臓にはリンパ球が増殖、密集する組織(リンパ組織)があり、血流中の細菌やウイルス等の異物に対する免疫応答に関与する。(e)リンパ系(リンパ液、リンパ管、リンパ節)リンパ液が循環するリンパ系は、血管系とは半ば独立した循環系として存在する。リンパ系には心臓のようにポンプの働きをする器官がなく、リンパ液の流れは主に骨格筋の収縮によるものであり、流速は血流に比べて緩やかである。」
泌尿器系に関する記述の正誤について、正しい組合せを選べ。
ぼうこう
a 左右の腎臓と膀胱は、尿管でつながっている。
ろ ふん
b 尿は血液が濾過されて作られるため、糞便とは異なり、健康な状態であれば細菌等の微生物は存在しない。
せつ ぼうこう ぼうこう
c 尿の排泄において、膀胱の出口にある排尿筋が緩むと、同時に膀胱壁のぼうこう膀胱括約筋が収縮し、尿が尿道へと押し出される。
d 男性では、加齢とともに前立腺が肥大し、尿道を圧迫して排尿困難等を生じることがある。
- 1. 誤 正 正 誤
- 2. 正 誤 正 正
- 3. 誤 正 誤 正
- 4. 正 誤 正 誤
- 5. 正 正 誤 正
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正解:5
【正解】5番
【手引きの該当箇所】(第2章 人体の働きと医薬品)
「一方、副腎髄質では、自律神経系に作用するアドレナリン(エピネフリン)とノルアドレナリン(ノルエピネフリン)が産生・分泌される。ぼうこう(b)尿路(膀胱、尿道)ぼうこうぼうこう左右の腎臓と膀胱は尿管でつながっており、腎臓から膀胱を経て尿道に至る尿の通り道を尿路という。尿のほとんどは水分で、尿素、尿酸等の老廃物、その他微量の電解質、ホルモろふんン等を含む。尿は血液が濾過されて作られるため、糞便とは異なり、健康な状態であれば細菌等の微生物は存在しない。ぼうこうぼうこう【膀胱】下腹部の中央に位置し、尿を一時的に溜める袋状の器官である。尿が膀胱に溜まっぼうこうぼうこうてくると刺激が脳に伝わって尿意が生じる。」
目に関する記述の正誤について、正しい組合せを選べ。
a 目を使う作業を続けると、眼筋の疲労のほか、遠近の焦点調節を行っている硝子体の疲労などが起こる。
b 雪眼炎は、眼球が紫外線を含む光に長時間曝されることにより、網膜の上皮が損傷を起こした状態である。
c 視細胞が光を感じる反応にはビタミンAが不可欠であるため、不足すると夜間視力の低下が生じる。
d 睡眠中は涙液分泌が多いため、滞留した老廃物に粘液や脂分が混じって眼脂(目やに)となる。
- 1. 誤 正 誤 正
- 2. 誤 正 正 誤
- 3. 正 誤 正 正
- 4. 誤 誤 正 誤
- 5. 正 正 誤 正
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正解:4
【正解】4番
【手引きの該当箇所】(第2章 人体の働きと医薬品)
「網膜の神経線維は眼球の後方で束になり、視神経となる。視細胞には、色を識別する細胞と、わずかな光でも敏感に反応する細胞の二種34電磁波のうち、ヒトの目で知覚される波長域にあるもの。太陽光は、可視光線よりも波長の短い紫外線、波長の長い赤外線なども含んでいるが、ヒトの目はそれらを知覚することができない。後者が光を感じる反応にはビタミンAが不可欠であるため、ビタミンAが不足すると夜間視力の低下(夜盲症)を生じる。けん(b)眼瞼、結膜、涙器、眼筋けん【眼瞼(まぶた)】眼球の前面を覆う薄い皮膚のひだで、物理的・化学的刺激から目を防護するほか、まぶしいとき目に射し込む光の量を低減させたり、まばたきによって目の表面を涙液で潤して清浄に保つなどの機能がある。」
鼻及び耳に関する記述について、正しいものの組合せを選べ。
a 鼻腔の粘膜に炎症を起こして腫れた状態を鼻炎といい、鼻汁過多や鼻閉(鼻づまり)などの症状を生じる。
くう ほこり
b 副鼻腔に入った 埃 等の粒子は、粘液に捉えられて線毛の働きによって鼻腔内へ排出される。
こう こう
c 耳垢(耳あか)は、内耳にある耳垢腺(汗腺の一種)や皮脂腺からの分泌物に、 埃 や内耳上皮の老廃物などが混じったものである。
d 乗物酔いは、鼓室で感知する平衡感覚が混乱して生じる身体の変調である。
- 1. a、b
- 2. a、c
- 3. b、c
- 4. b、d
- 5. c、d
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正解:1
【正解】1番
【手引きの該当箇所】(第2章 人体の働きと医薬品)
「においに対する感覚は非常に鋭敏であるが順応を起こしやすく、同じにおいを継続して嗅いでいると次第にそのにおいを感じなくなる。くう鼻腔は、薄い板状の軟骨と骨でできた鼻中隔によって左右に仕切られている。鼻中隔の前部は、毛細血管が豊富に分布していることに加えて粘膜が薄いため、傷つきやすく鼻出血をくう起こしやすい。鼻腔の粘膜に炎症を起こして腫れた状態を鼻炎といい、鼻汁過多や鼻閉(鼻づまり)などの症状を生じる。くう(b)副鼻腔くう鼻の周囲の骨内には、骨の強さや形を保ちつつ重量を軽くするため、鼻腔に隣接した目とくうくう目の間、額部分、頬の下、鼻腔の奥に空洞があり、それらを総称して副鼻腔という。いずれくうも鼻腔と細い管でつながっている。」
外皮系に関する記述の正誤について、正しい組合せを選べ。
a 外皮系とは、皮膚、汗腺等の皮膚腺、爪等の角質の総称である。
b 皮膚のバリア機能を担っている角質層は、セラミドでできた角質細胞と、ケラチンを主成分とする細胞間脂質で構成されている。
c 立毛筋は、気温や感情の変化などの刺激により収縮し、毛穴が隆起する立毛反射(いわゆる「鳥肌」)が生じる。
d メラニン色素は、真皮の最下層にあるメラニン産生細胞で産生され、太陽光に含まれる紫外線から皮膚組織を防護する役割がある。
- 1. 誤 正 正 誤
- 2. 正 誤 正 誤
- 3. 正 正 誤 正
- 4. 正 誤 誤 誤
- 5. 誤 誤 誤 誤
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正解:2
【正解】2番
【手引きの該当箇所】(第2章 人体の働きと医薬品)
「毛母細胞の間にはメラノサイトが分布し、産生されたメラニン色素が毛母細胞に渡される。このメラニン色素の量によって毛の色が決まる。さや毛根を鞘状に包んでいる毛包には、立毛筋と皮脂腺がつながっている。立毛筋は、気温や感情の変化などの刺激により収縮し、毛穴が隆起する立毛反射(いわゆる「鳥肌」)が生じる。皮脂腺は腺細胞が集まってできており、脂分を蓄えて死んだ腺細胞自身が分泌物(皮脂)となって毛穴から排出される。皮脂は、皮膚を潤いのある柔軟な状態に保つとともに、外部からの異しん物に対する保護膜としての働きがある。皮脂の分泌が低下すると皮膚が乾燥し、皮膚炎や湿疹を起こすことがある。」
筋組織に関する記述について、( )の中に入れるべき字句の正しい組合せを選べ。
( a )は、筋線維を顕微鏡で観察すると横縞模様が見える横紋筋であり、随意筋である。
一方、( b )系に支配されている( c )は、血管壁やぼうこう膀胱等に分布する意識的にコントロールできない筋で、比較的弱い力で持続的に収縮する特徴がある。
- 1. 平滑筋 自律神経 心筋
- 2. 骨格筋 自律神経 平滑筋
- 3. 骨格筋 体性神経 心筋
- 4. 心筋 体性神経 骨格筋
- 5. 心筋 自律神経 平滑筋
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正解:2
【正解】2番
【手引きの該当箇所】(第2章 人体の働きと医薬品)
「随意筋に対して、意識的にコントロールできない筋組織を不随意筋という。平滑筋と心筋は不しまぼうこう随意筋である。平滑筋は、筋線維に骨格筋のような横縞模様がなく、消化管壁、血管壁、膀胱等に分布し、比較的弱い力で持続的に収縮する特徴がある。心筋は、心臓壁にある筋層を構成するしま筋組織で、不随意筋であるが筋線維には骨格筋のような横縞模様があり、強い収縮力と持久力を兼ね備えている。筋組織は神経からの指令によって収縮するが、随意筋(骨格筋)は体性神経系(運動神経)で支配されるのに対して、不随意筋(平滑筋及び心筋)は自律神経系に支配されている。4脳や神経系の働き体内の情報伝達の大半を担う組織として、神経細胞が連なった神経系がある。」
脳や神経系の働きに関する記述の正誤について、正しい組合せを選べ。
a 視床下部は、自律神経系、ホルモン分泌等の様々な調節機能を担っている。
b 脳の血管は、末梢の血管に比べて物質の透過に関する選択性が低く、タンパク質などの大分子やイオン化した物質は、血液中から脳の組織へ移行しやすい。
c 脳は脊髄と、延髄でつながっており、脊髄には、心臓中枢や呼吸中枢等がある。
d 末梢神経系は、体性神経系と自律神経系に分類される。
- 1. 正 正 誤 誤
- 2. 正 誤 正 誤
- 3. 誤 正 正 正
- 4. 正 誤 誤 正
- 5. 誤 正 誤 正
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正解:4
【正解】4番
【手引きの該当箇所】(第2章 人体の働きと医薬品)
「脳の下部には、自律神経系、ホルモン分泌等の様々な調節機能を担っている部位(視床下部など)がある。脳における細胞同士の複雑かつ活発な働きのため、脳において、血液の循環量は心拍出量の約15%、酸素の消費量は全身の約20%、ブドウ糖の消費量は全身の約25%と多い。脳内には多くの血管が通っているが、脳の血管は末梢に比べて物質の透過に関する選択性が高く、タンパク質などの大分子や小分子でもイオン化した物質は血液中から脳の組織へ移行しにくい。このように、脳の毛細血管が中枢神経の間質液環境を血液内の組成変動から保護するように働く機能を血液脳関門という。小児では、血液脳関門が未発達であるため、循環血液中に移行した医薬品の成分が脳の組織に達しやすい。」
薬が働く仕組みに関する記述の正誤について、正しい組合せを選べ。
a 全身作用を目的とする医薬品では、その有効成分が吸収されて、循環血液中に移行することが不可欠である。
b 有効成分が吸収されるにつれて、その血中濃度は上昇し、ある最小有効濃度(閾値)を超えたときに生体の反応としての薬効が現れる。
c 有効成分の血中濃度は、ある時点でピーク(最高血中濃度)に達し、その後は低下していくが、これは代謝・排泄の速度が吸収・分布の速度を上回るためである。
d 舌下錠は、有効成分を舌下で溶解させる剤形で、薬効を期待する部位は口の中や喉である。
- 1. 正 誤 正 正
- 2. 正 正 正 誤
- 3. 正 正 誤 誤
- 4. 誤 正 誤 正
- 5. 誤 誤 正 正
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正解:2
【正解】2番
【手引きの該当箇所】(第2章 人体の働きと医薬品)
「そのため、医薬品が効果を発揮するためには、有効成分がその作用の対象である器官や組織の細胞外液中あるいは細胞内液(細胞質という)中に、一定以上の濃度で分布する必要がある。これらの濃度に強く関連するのが血中濃度46である。医薬品が摂取された後、成分が吸収されるにつれてその血中濃度は上昇し、ある最小有効いき濃度(閾値)を超えたときに生体の反応としての薬効が現れる。血中濃度はある時点でピーク(最43小腸などの消化管粘膜や腎臓にも、代謝活性があることが明らかにされている。44血し漿ょうタンパク質との結合は速やかかつ可逆的で、一つ一つの分子はそれぞれ結合と解離を繰り返している。」
薬の代謝、排泄に関する記述の正誤について、正しい組合せを選べ。
a 経口投与後、消化管で吸収された有効成分は、全身循環に入る前にリンパ管を経由して肝臓を通過する。
しょう ろ
b 血 漿 タンパク質と結合した有効成分は、腎臓で濾過されないため、長く循環血液中に留まることとなり、作用が持続する原因となる。
c 肝初回通過効果とは、全身循環に移行する有効成分の量が、消化管で吸収された量よりも、肝臓で代謝を受けた分だけ少なくなることをいう。
d 有効成分は、未変化体のままで、あるいは代謝物として体外へ排出されるが、肺から呼気中へ排出されることはない。
- 1. 正 正 誤 正
- 2. 正 正 誤 誤
- 3. 誤 正 正 誤
- 4. 誤 正 誤 正
- 5. 誤 誤 正 誤
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正解:3
【正解】3番
【手引きの該当箇所】(第2章 人体の働きと医薬品)
「42加齢等により皮膚のみずみずしさが低下すると、有効成分が浸潤・拡散しにくくなる。その血液は全身循環に入る前に門脈という血管を経由して肝臓を通過するため、吸収された有効成分は、まず肝臓に存在する酵素の働きにより代謝を受けることになる。したがって、全身循環に移行する有効成分の量は、消化管で吸収された量よりも、肝臓で代謝を受けた分だけ少なくなる(これを肝初回通過効果(first-passeffect)という)。肝機能が低下した人では医薬品を代謝する能力が低いため、正常な人に比べて全身循環に到達する有効成分の量がより多くなり、効き目が過剰に現れたり、副作用を生じやすくなったりする。なお、薬物代謝酵素の遺伝子型には個人差がある。」
医薬品の剤形及びその一般的な特徴に関する記述の正誤について、正しい組合せを選べ。
a 口腔内崩壊錠は、適切な量の水とともに服用する必要がある剤形のため、水分摂取が制限されている患者には適さない。
か
b トローチ剤は、口の中で噛み砕いて服用する。
c 経口液剤は、服用後、固形製剤よりも比較的速やかに消化管から吸収されるため、有効成分の血中濃度が上昇しやすい。
d 軟膏剤は、油性基剤に水分を加えたもので、皮膚への刺激が強く、傷等への使用を避ける必要がある。
- 1. 正 正 誤 誤
- 2. 正 誤 正 誤
- 3. 正 誤 誤 正
- 4. 誤 誤 正 正
- 5. 誤 誤 正 誤
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正解:5
【正解】5番
【手引きの該当箇所】(第2章 人体の働きと医薬品)
「かまた、顆粒剤は粒の表面がコーティングされているものもあるので、噛み砕かずに水などで飲み込む。(d)経口液剤、シロップ剤経口液剤は、液状の剤形のうち、内服用の剤形である。固形製剤よりも飲み込みやすく、また、既に有効成分が液中に溶けたり分散したりしているため、服用後、比較的速やかに消化管から吸収されるという特徴がある。経口液剤では苦味やにおいが強く感じられることがあるので、小児に用いる医薬品の場合、白糖等の糖類を混ぜたシロップ剤とすることが多い。(e)カプセル剤カプセル剤は、カプセル内に散剤や顆粒剤、液剤等を充填した剤形であり、内服用の医薬品として広く用いられている。」
点眼薬又は点鼻薬を使用する上での注意事項に関する記述の正誤について、正しい組合せを選べ。
a 点眼薬により、ショック(アナフィラキシー)等のアレルギー性の副作用を生じることがある。
b 点眼薬は、鼻涙管を通って鼻粘膜から吸収されることがあるため、眼以外の部位に到達して起こる副作用を軽減するためには、点眼後に目頭の鼻涙管の部分を押さえることが有効である。
c 点鼻後に鼻腔粘膜で吸収された点鼻薬の有効成分は、初めに肝臓で代謝を受けて全身に分布する。
d 一般用医薬品に分類される点鼻薬には、全身作用を目的とするものもある。
- 1. 正 誤 正 誤
- 2. 誤 正 正 誤
- 3. 誤 誤 正 正
- 4. 正 正 誤 誤
- 5. 正 誤 誤 正
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正解:4
【正解】4番
【手引きの該当箇所】(第2章 人体の働きと医薬品)
「しかし、鼻腔粘膜の下には毛細血管が豊富なため、点鼻薬の成ざ分は循環血液中に移行しやすく、また、坐剤等の場合と同様に、初めに肝臓で代謝を受けることなく全身に分布するため、全身性の副作用を生じることがある41。眼の粘膜に適用する点眼薬は、鼻涙管を通って鼻粘膜から吸収されることがある。従って、眼以外の部位に到達して副作用を起こすことがあるため、場合によっては点眼する際には目頭の鼻涙管の部分を押さえ、有効成分が鼻に流れるのを防ぐ必要がある。そう咽頭の粘膜に適用する含嗽薬(うがい薬)等の場合は、その多くが唾液や粘液によって食道へ流れてしまうため、咽頭粘膜からの吸収が原因で全身的な副作用が起こることは少そうない。」
医薬品の副作用として現れる皮膚粘膜眼症候群(スティーブンス・ジョンソン症候群)及び中毒性表皮壊死融解症に関する記述の正誤について、正しい組合せを選べ。
a どちらも典型的な症状として、38℃以上の高熱、目の充血、口唇のただれ、喉の痛み、広範囲の皮膚の発赤等が現れる。
b 皮膚粘膜眼症候群の症例の多くが、中毒性表皮壊死融解症の進展型とみられる。
c どちらも原因医薬品の使用開始後、2週間以内で発症することは少なく、1か月以上経過してから発症することが多い。
d どちらも発症機序の詳細は不明である。
- 1. 正 誤 正 誤
- 2. 誤 正 正 誤
- 3. 誤 誤 正 正
- 4. 正 正 誤 誤
- 5. 正 誤 誤 正
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正解:5
【正解】5番
【手引きの該当箇所】(第2章 人体の働きと医薬品)
「特に、両眼に現れる急性結膜かゆ炎(結膜が炎症を起こし、充血、目やに、流涙、痒み、腫れ等を生じる病態)は、皮膚や粘膜の変化とほぼ同時期又は半日~1日程度先行して生じることが知られているので、そのような症状が現れたときは、皮膚粘膜眼症候群又は中毒性表皮壊死融解症の前兆である可能性を疑うことが重要である。皮膚粘膜眼症候群と中毒性表皮壊死融解症は、いずれも原因医薬品の使用開始後2週間以内に発症することが多いが、1ヶ月以上経ってから起こることもある。3)肝機能障害医薬品により生じる肝機能障害48は、有効成分又はその代謝物の直接的肝毒性が原因で起きる中毒性のものと、有効成分に対する抗原抗体反応が原因で起きるアレルギー性のものに大別される。」
医薬品の副作用として現れる偽アルドステロン症に関する記述について、正しいものの組合せを選べ。
a 体内にカリウムが貯留し、体から塩分(ナトリウム)と水が失われることによって生じる病態である。
b 副腎皮質からのアルドステロン分泌が増加していることが特徴である。
c 主な症状として、手足の脱力、血圧上昇、筋肉痛、喉の渇き、吐きけ・嘔吐等がある。
d 複数の医薬品や、医薬品と食品との間の相互作用によって起きることがある。
- 1. a、b
- 2. a、c
- 3. b、c
- 4. b、d
- 5. c、d
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正解:5
【正解】5番
【手引きの該当箇所】(第2章 人体の働きと医薬品)
「肝機能障害が疑われた時点で、原因と考えられる医薬品の使用を中止し、医師の診療を受けることが重要である。漫然と原因と考えられる医薬品を使用し続けると、不可逆的な病変(肝不全)を生じ、死に至ることもある。4)偽アルドステロン症体内に塩分(ナトリウム)と水が貯留し、体からカリウムが失われることによって生じる病態である。副腎皮質からのアルドステロン分泌が増加していないにもかかわらずこのような状態となることから、偽アルドステロン症49と呼ばれている。けん主な症状に、手足の脱力、血圧上昇、筋肉痛、こむら返り、倦怠感、手足のしびれ、頭痛、むくおうみ(浮腫)、喉の渇き、吐きけ・嘔吐等があり、病態が進行すると、筋力低下、起立不能、歩行困けいれん難、痙攣等を生じる。」
消化器系及び呼吸器系に現れる医薬品の副作用に関する記述の正誤について、正しい組合せを選べ。
a 消化性潰瘍になると、消化管出血に伴って糞便が黒くなるなどの症状が現れることがある。
b イレウス様症状(腸閉塞様症状)は、小児や高齢者のほか、普段から下痢傾向のある人の発症リスクが高い。
c 間質性肺炎は、一般的に、原因となる医薬品の使用開始から短時間(1時間以内)のうちに起きることが多い。
d 喘息は、合併症の有無にかかわらず、原因となった医薬品の有効成分が体内から消失しても症状は寛解しない。
- 1. 誤 正 正 誤
- 2. 正 誤 正 誤
- 3. 正 正 誤 正
- 4. 正 誤 誤 誤
- 5. 誤 誤 誤 誤
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正解:4
【正解】4番
【手引きの該当箇所】(第2章 人体の働きと医薬品)
「腹痛などの症状のおうために水分や食物の摂取が抑制され、嘔吐がない場合でも脱水状態となることがある。悪化おうすると、腸内容物の逆流による嘔吐が原因で脱水症状を呈したり、腸内細菌の異常増殖によって全身状態の衰弱が急激に進行する可能性がある。小児や高齢者のほか、普段から便秘傾向のある人は、発症のリスクが高い。また、下痢治癒後の便秘を放置して、症状を悪化させてしまうことがある。いずれにしても初期症状に気付いたら、原因と考えられる医薬品の使用を中止して、早期に医師の診療を受けるなどの対応が必要である。」
循環器系に現れる医薬品の副作用に関する記述の正誤について、正しい組合せを選べ。
a うっ血性心不全とは、全身が必要とする量の血液を心臓が送り出すことができなくなり、肺に血液が貯留して、種々の症状を示す疾患である。
b 心不全の既往がある人は、薬剤による心不全を起こしやすい。
c 不整脈の種類によっては失神することもあり、その場合には自動体外式除細動器(AED)の使用を考慮する。
d 高血圧や心臓病等、循環器系疾患の診断を受けている人は、心臓や血管に悪影響を及ぼす可能性が高い医薬品を使用してはならない。
- 1. 正 正 正 正
- 2. 誤 誤 正 正
- 3. 誤 誤 誤 正
- 4. 正 正 誤 誤
- 5. 正 誤 正 誤
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正解:1
【正解】1番
【手引きの該当箇所】(第2章 人体の働きと医薬品)
「特に、高齢者において、そのような配慮が重要である。医薬品の販売等に従事する専門家においては、医薬品を使用する本人だけでなく、その家族等にもあらかじめ注意を促しておく必要がある。(b)その他高血圧や心臓病等、**循環器系疾患の診断を受けている人は、心臓や血管に悪影響を及ぼす可能性**が高い医薬品を使用してはならない。また、使用禁忌となっていなくても、使用しようとする人の状態等に応じて使用の可否を慎重に判断すべき医薬品は、使用上の注意の「相談すること」の項で注意喚起がなされている。ききこうこれらの点に留意して医薬品を適正に使用した場合であっても、動悸(心悸亢進)や一過性の血圧上昇、顔のほてり等を生じることがある。」
皮膚に現れる医薬品の副作用に関する記述の正誤について、正しい組合せを選べ。
a アレルギー性皮膚炎は、医薬品が接触した皮膚の部位にのみ生じる。
b 光線過敏症は、医薬品が触れた部分だけでなく、全身へ広がって重篤化する場合がある。
しん しん
c 医薬品を使用した後に発疹・発赤等が現れた場合は、薬疹の可能性を考慮し、原因と考えられる医薬品の使用を直ちに中止する。
d 接触性皮膚炎は、外用薬の副作用で生じることはない。
- 1. 正 誤 正 誤
- 2. 誤 正 正 誤
- 3. 誤 誤 正 正
- 4. 正 正 誤 誤
- 5. 正 誤 誤 正
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正解:2
【正解】2番
【手引きの該当箇所】(第2章 人体の働きと医薬品)
「しん薬疹は医薬品の使用後1~2週間で起きることが多いが、長期使用後に現れることもある。しんしんアレルギー体質の人や以前に薬疹を起こしたことがある人で生じやすいが、それまで薬疹を経験したことがない人であっても、暴飲暴食や肉体疲労が誘因となって現れることがある。しんしん医薬品を使用した後に発疹・発赤等が現れた場合は、薬疹の可能性を考慮すべきである。かゆ重篤な病態への進行を防止するため、原因と考えられる医薬品の使用を直ちに中止する。多くの場合、原因となる医薬品の使用を中止すれば、症状は次第に寛解する。」
消化器系に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
a 飲食物を飲み込む運動(嚥下)が起きるときには、喉頭の入り口にある喉頭蓋が反射的に開くことにより、飲食物が喉頭や気管に流入せずに食道へと送られる。
b 食道から送られてきた内容物が小腸へ送り出されるまでの胃内の滞留時間は、炭水化物主体の食品の場合には比較的長く、脂質分の多い食品の場合には比較的短い。
c 小腸において、炭水化物とタンパク質は、消化酵素の作用によってそれぞれ単糖類、アミノ酸に分解されて吸収される。
d 大腸は、盲腸、虫垂、上行結腸、横行結腸、下行結腸、S状結腸、直腸からなる管状の臓器で、内壁粘膜に 絨 毛がある。
- 1. 正 正 正 誤
- 2. 誤 誤 正 誤
- 3. 正 誤 誤 正
- 4. 誤 誤 正 正
- 5. 誤 正 誤 正
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正解:2
【正解】2番
【手引きの該当箇所】(第2章 人体の働きと医薬品)
「くう唾液は、リゾチーム16等の殺菌・抗菌物質を含んでおり、口腔粘膜の保護・洗浄、殺菌等くううしょくの作用もある。また、唾液によって口腔内はpHがほぼ中性に保たれ、酸による歯の齲蝕を防いでいる。(b)咽頭、食道くう咽頭は、口腔から食道に通じる食物路と、呼吸器の気道とが交わるところである。飲食物えんを飲み込む運動(嚥下)が起きるときには、喉頭の入り口にある弁(喉頭蓋)が反射的に閉じることにより、飲食物が喉頭や気管に流入せずに食道へと送られる。食道は喉もとから上腹部のみぞおち近くまで続く、直径1~2cmの管状の器官で、消化液えんの分泌腺はない。嚥下された飲食物は、重力によって胃に落ち込むのでなく、食道の運動によって胃に送られる。」
肝臓及び胆嚢に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
a 胆嚢は、肝臓で産生された胆汁を濃縮して蓄える器官で、十二指腸に内容物が入ってくると収縮して腸管内に胆汁を送り込む。
b 肝臓は、脂溶性ビタミンであるビタミンA、D等を貯蔵することはできるが、水溶性ビタミンであるビタミンB6、B12等は貯蔵することができない。
c 胆汁に含まれるビリルビンは、赤血球中のグロブリンが分解された老廃物である。
d 肝臓では、必須アミノ酸以外のアミノ酸を生合成することができない。
- 1. 正 正 正 誤
- 2. 誤 正 誤 正
- 3. 正 誤 誤 誤
- 4. 正 誤 正 正
- 5. 誤 正 誤 誤
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正解:3
【正解】3番
【手引きの該当箇所】(第2章 人体の働きと医薬品)
「すなわち、膵臓は、炭水化物、タンパク質、脂質のそれぞれを消化するすべての酵素の供給を担っている。すいまた、膵臓は、消化腺であるとともに、血糖値を調節するホルモン(インスリン及びグル17脂質がタンパク質などの物質と結合した微粒子。のう(f)胆嚢、肝臓のう胆嚢は、肝臓で産生された胆汁を濃縮して蓄える器官で、十二指腸に内容物が入ってくると収縮して腸管内に胆汁を送り込む。胆汁に含まれる胆汁酸塩(コール酸、デオキシコール酸等の塩類)は、脂質の消化を容易にし、また、脂溶性ビタミンの吸収を助ける。腸内に放出された胆汁酸塩の大部分は、小腸で再吸収されて肝臓に戻される(腸肝循環)。胆汁には、古くなった赤血球や過剰のコレステロール等を排出する役割もある。」
呼吸器系に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
a 肺胞は、毛細血管と間質を取り囲み支持している組織である。
b 鼻腔の内壁に多く分布している粘液分泌腺から分泌される鼻汁には、リゾチームが含まれ、気道の防御機構の一つとなっている。
し
c 肺自体に肺を動かす筋組織があり、それらが弛緩・収縮することによって呼吸運動が行われている。
d 肺胞の壁を介して、心臓から送られてくる血液から酸素が肺胞気中に拡散し、代わりに二酸化炭素が血液中の赤血球に取り込まれるガス交換が行われる。
- 1. 正 誤 誤 誤
- 2. 誤 正 誤 誤
- 3. 誤 誤 正 誤
- 4. 誤 誤 誤 正
- 5. 誤 誤 誤 誤
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正解:2
【正解】2番
【手引きの該当箇所】(第2章 人体の働きと医薬品)
「肺の内部で気管支が細かく枝分かれし、末端はブドウの房のような構造となっており、その球状の袋部分を肺胞という。肺胞の壁は非常に薄くできていて、周囲を毛細血管が網のように取り囲んでいる。肺胞と毛細血管を取り囲んで支持している組織を間質という。肺胞の壁を介して、心臓から送られてくる血液から二酸化炭素が肺胞気中に拡散し、代わりに酸素が血液中の赤血球に取り込まれるガス交換が行われる24。肺胞気中の二酸化炭素は、呼気に混じって排出される。3)循環器系体液(血液やリンパ液)を体内に循環させ、酸素、栄養分等を全身の組織へ送り、老廃物を排せつひ泄器官へ運ぶための器官系で、心臓、血管系、血液、脾臓、リンパ系からなる。」
循環器系に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
a 心臓の左側部分(左心房、左心室)は、全身から集まってきた血液を肺へ送り出す。
し
b 心臓が収縮したときの血圧を最小血圧、弛緩したときの血圧を最大血圧という。
c 四肢を通る静脈では、血流が重力の影響を受けやすいため、一定の間隔で存在する内腔に向かう薄い帆状のひだ(静脈弁)が発達しており、血液の逆流を防いでいる。
ひ ひ
d 脾臓は、背骨の左右両側に位置する一対の空豆状の臓器で、脾臓内を流れる血液から古くなった赤血球こを濾し取って処理する働きがある。
- 1. 正 正 正 誤
- 2. 誤 正 誤 正
- 3. 正 誤 誤 正
- 4. 正 誤 正 正
- 5. 誤 誤 正 誤
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正解:5
【正解】5番
【手引きの該当箇所】(第2章 人体の働きと医薬品)
「26心臓が収縮したときの血圧を最大血圧、心臓が弛緩したときの血圧(心臓には圧がかからなくても、血管には血管壁の持つ弾力のためある程度の圧がある)を最小血圧という。静脈にかかる圧力は比較的低いため、血管壁は動脈よりも薄い。四肢を通る静脈では血流が重力の影響をくう受けやすいため、一定の間隔で存在する内腔に向かう薄い帆状のひだ(静脈弁)が発達しており、血液の逆流を防いでいる。毛細血管は、動脈と静脈の間をつなぐように体中の組織に細かく張り巡らされている細い血管である。毛細血管の薄い血管壁を通して、酸素と栄養分が血液中から組織へ運び込まれ、それと交換に二酸化炭素や老廃物が組織から血液中へ取り込まれる。」
血液及びリンパ系に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
- 1. 標高の高い土地での生活や重度の喫煙など、酸素が少ない環境で長期間過ごすと、血液中の赤血球の割
- 2. 血 漿 中のアルブミンは、ホルモンや医薬品の成分等と複合体を形成し、それらが血液によって運ばれ
- 3. 血液の粘 稠 性は、主として血中脂質量で決まり、血 漿 の水分量や赤血球の量はほとんど影響を与え
- 4. リンパ球は、血液中の白血球の中で最も数が多く、白血球の約60%を占め、血液のほかリンパ液にも
- 5. リンパ液の流れは、主に平滑筋の収縮によるものであり、流速は血流に比べて緩やかである。
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正解:2
【正解】2番
【手引きの該当箇所】(第2章 人体の働きと医薬品)
「②血球(赤血球、白血球、血小板)【赤血球】中央部がくぼんだ円盤状の細胞で、血液全体の約40%を占め28、赤い血色素(ヘモグロビン)を含む。ヘモグロビンは鉄分と結合したタンパク質で、酸素量の多いところ(肺胞の毛細血管)27脂質異常症や動脈硬化症に伴う血行障害は、血管の病変によるものであり、血液自体の粘ち稠ゅう性とは直接関係しない。28標高の高い土地での生活や重度の喫煙など、酸素が少ない環境で長期間過ごすと、血液中の赤血球の割合が増加する。このようなヘモグロビンの性質によって、肺で取り込まれた酸素が、全身の組織へ供給される(二酸化炭素はヘモグロビンとほとんど結合せしょうず、血漿中に溶け込んで末梢組織から肺へ運ばれる)。」
泌尿器系に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
a 腎小体では、原尿中のブドウ糖やアミノ酸等の栄養分及び血液の維持に必要な水分や電解質が再吸収される。
b 食品から摂取あるいは体内で生合成されたビタミンDは、腎臓で活性型ビタミンDに転換されて、骨の形成や維持の作用を発揮する。
c 副腎皮質ホルモンの一つであるアルドステロンは、体外への塩分とカリウムの排泄を抑制する作用がある。
d 男性は、加齢とともに前立腺が肥大し、尿道を圧迫して排尿困難等を生じることがある。
- 1. 正 誤 誤 誤
- 2. 正 正 正 誤
- 3. 正 正 誤 正
- 4. 誤 誤 正 正
- 5. 誤 正 誤 正
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正解:5
【正解】5番
【手引きの該当箇所】(第2章 人体の働きと医薬品)
「その結果、老廃物が濃縮され、余分な水分、電解質とともに最終的に尿となる。腎臓には、心臓から拍出される血液の1/5~1/4が流れている。血液中の老廃物の除去のほか、水分及び電解質(特にナトリウム)の排出調節が行われており、血液の量と組成を維持して、血圧を一定範囲内に保つ上でも重要な役割を担っている。このほか腎臓には内分泌腺としての機能もあり、骨髄における赤血球の産生を促進するホルモンを分泌する。また、食品から摂取あるいは体内で生合成されたビタミンDは、腎臓で活性型ビタミンDに転換されて、骨の形成や維持の作用を発揮する。【副腎】左右の腎臓の上部にそれぞれ附属し、皮質と髄質の2層構造からなる。副腎皮質では、副腎皮質ホルモン32が産生・分泌される。」
目に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
し
a 水晶体は、その周りを囲んでいる毛様体の収縮・弛緩によって、遠くの物を見るときには丸く厚みが増し、近くの物を見るときには扁平になる。
b 結膜の充血では、眼瞼の裏側は赤くならず、白目の部分がピンク味を帯びる。
c 角膜と水晶体の間は、組織液(房水)で満たされ、眼内に一定の圧(眼圧)を生じさせている。
くう けん
d 涙器は、涙液を分泌する涙腺と、涙液を鼻腔に導出する涙道からなり、涙腺は上眼瞼の裏側にある分泌腺で、血 漿 から涙液を産生する。
- 1. a、b
- 2. a、c
- 3. b、c
- 4. b、d
- 5. c、d
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正解:5
【正解】5番
【手引きの該当箇所】(第2章 人体の働きと医薬品)
「水晶体の前には虹彩があり、瞳孔を散大・縮小させて眼球内に入る光の量を調節している。水晶体から網膜までの眼球内は、硝子体という透明のゼリー状組織で満たされている。角膜に射し込んだ光は、角膜、房水、水晶体、硝子体を透過しながら屈折して網膜に焦点を結ぶが、主に水晶体の厚みを変化させることによって、遠近の焦点調節が行われている。し水晶体は、その周りを囲んでいる毛様体の収縮・弛緩によって、近くの物を見るときには丸へんく厚みが増し、遠くの物を見るときには扁平になる。網膜には光を受容する細胞(視細胞)が密集していて、視細胞が受容した光の情報は網膜内の神経細胞を介して神経線維に伝えられる。網膜の神経線維は眼球の後方で束になり、視神経となる。」
鼻及び耳に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
a 副鼻腔は、線毛を有し粘液を分泌する細胞でできた粘膜で覆われている。
b 鼻中隔の前部は、毛細血管が豊富に分布していることに加えて粘膜が薄いため、傷つきやすく鼻出血を起こしやすい。
c 小さな子供では、耳管が太く短くて、走行が水平に近いため、鼻腔からウイルスや細菌が侵入し感染が起こりやすい。
か
d 蝸牛は、渦巻き形をした平衡器官で、内部はリンパ液で満たされており、リンパ液の動きが平衡感覚として感知される。
- 1. 正 正 正 誤
- 2. 正 誤 正 正
- 3. 正 誤 誤 誤
- 4. 誤 誤 正 誤
- 5. 誤 正 誤 正
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正解:1
【正解】1番
【手引きの該当箇所】(第2章 人体の働きと医薬品)
「においに対する感覚は非常に鋭敏であるが順応を起こしやすく、同じにおいを継続して嗅いでいると次第にそのにおいを感じなくなる。くう鼻腔は、薄い板状の軟骨と骨でできた鼻中隔によって左右に仕切られている。鼻中隔の前部は、毛細血管が豊富に分布していることに加えて粘膜が薄いため、傷つきやすく鼻出血をくう起こしやすい。鼻腔の粘膜に炎症を起こして腫れた状態を鼻炎といい、鼻汁過多や鼻閉(鼻づまり)などの症状を生じる。くう(b)副鼻腔くう鼻の周囲の骨内には、骨の強さや形を保ちつつ重量を軽くするため、鼻腔に隣接した目とくうくう目の間、額部分、頬の下、鼻腔の奥に空洞があり、それらを総称して副鼻腔という。いずれくうも鼻腔と細い管でつながっている。」
外皮系に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- 1. ヒトの皮膚の表面には常に一定の微生物が付着しており、それら微生物の存在によって、皮膚の表面で
- 2. メラニン色素は、表皮の最下層にあるメラニン産生細胞(メラノサイト)で産生され、太陽光に含まれ
- 3. 皮下組織は、線維芽細胞とその細胞で産生された線維性のタンパク質からなる結合組織の層で、皮膚の
- 4. 汗腺には、腋窩(わきのした)などの毛根部に分布するアポクリン腺と、手のひらなど毛根がないとこ
- 5. 角質層は、細胞膜が丈夫な線維性のタンパク質(ケラチン)でできた板状の角質細胞と、セラミド(リ
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正解:3
【正解】3番
【手引きの該当箇所】(第2章 人体の働きと医薬品)
「生体は、それらを排除する反応として免疫機能を活性化させ、そしんかゆの結果、皮膚に炎症を生じ、発疹や発赤、痒み等の症状が現れることがある。皮膚は、表皮、真皮、皮下組織の3層構造からなる。表皮は最も外側にある角質層と生きた表皮細胞の層に分けられる。角質層は、細胞膜が丈夫な線維性のタンパク質(ケラチン)でできた板状の角質細胞と、セラミド(リン脂質の一種)を主成分とする細胞間脂質で構成されており、皮膚のバリア機能を担っている。皮膚に物理的な刺激が繰り返されると角質層が肥厚して、たこやうおのめができる。皮膚の色は、表皮や真皮に沈着したメラニン色素によるものである。」
骨格系及び筋組織に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
a 筋組織は、筋細胞(筋線維)とそれらをつなぐ結合組織からなり、その機能や形態によって、骨格筋、平滑筋、心筋に分類され、このうち不随意筋は骨格筋と心筋である。
b 筋組織は筋細胞と結合組織からできているのに対して、腱は結合組織のみでできているため、伸縮性はあまりない。
c 骨は生きた組織であり、成長が停止した後も一生を通じて破壊(骨吸収)と修復(骨形成)が行われている。
d 骨組織を構成する無機質は骨の強靭さを保ち、有機質(タンパク質及び多糖体)は骨に硬さを与える。
- 1. a、b
- 2. a、c
- 3. a、d
- 4. b、c
- 5. c、d
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正解:4
【正解】4番
【手引きの該当箇所】(第2章 人体の働きと医薬品)
「骨の関節面は弾力性に富む柔らかな軟骨層(関節軟骨)に覆われ、これが衝撃を和らげ、関節の動きを滑らかにしている。関節周囲を包む膜(滑膜)は軟骨じんの働きを助け、靱帯は骨を連結し、関節部を補強している。3)筋組織筋組織は、筋細胞(筋線維)とそれらをつなぐ結合組織からなり、その機能や形態によって、骨格筋、平滑筋、心筋に分類される。けんこのうち運動器官とされるのは骨格筋であり、関節を動かす骨格筋は、関節を構成する骨に腱けんを介してつながっている。筋組織は筋細胞と結合組織からできているのに対して、腱は結合組織のみでできているため、伸縮性はあまりない。しま骨格筋は、筋線維を顕微鏡で観察すると横縞模様(横紋)が見えるので横紋筋とも呼ばれる。」
脳や神経系の働きに関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
a 末梢神経系は、その機能に着目して、随意運動、知覚等を担う自律神経系と、消化管の運動や血液の循環等のように生命や身体機能の維持のため無意識に働いている機能を担う体性神経系に分類される。
b 脳は、延髄を介して脊髄とつながっており、延髄には、心拍数を調節する心臓中枢、呼吸を調節する呼吸中枢等がある。
ぼうこう
c 膀胱は、交感神経系が活発になると排尿筋の収縮が起こり、排尿が抑制される。
d 副交感神経の節後線維の末端から放出される神経伝達物質は、アセチルコリンである。
- 1. 誤 正 誤 正
- 2. 正 正 正 誤
- 3. 正 誤 誤 正
- 4. 誤 誤 正 正
- 5. 誤 誤 正 誤
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正解:1
【正解】1番
【手引きの該当箇所】(第2章 人体の働きと医薬品)
「けい脳は脊髄と、延髄(後頭部と頸部の境目あたりに位置する)でつながっている。延髄は多くの生体の機能を制御する部位であるが、複雑な機能の場合はさらに上位の脳の働きによって制御されている。脊髄は脊椎の中にあり、脳と末梢の間で刺激を伝えるほか、末梢からの刺激の一部に対して脳を介さずに刺激を返す場合があり、これを脊髄反射と呼ぶ。2)末梢神経系脳や脊髄から体の各部へと伸びている末梢神経系は、その機能に着目して、随意運動、知覚等を担う体性神経系と、消化管の運動や血液の循環等のように生命や身体機能の維持のため無意識に働いている機能を担う自律神経系に分類される。【自律神経系の働き】自律神経系は、交感神経系と副交感神経系からなる。」
医薬品の有効成分の吸収に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
- 1. 内服薬のほとんどは、その有効成分が主に胃で吸収されて循環血液中に移行する。
- 2. 一般用医薬品の点鼻薬は、鼻腔粘膜への局所作用を目的として用いられているが、全身性の副作用を生
- 3. 内服薬の有効成分の吸収量や吸収速度は、消化管内容物の影響を受けることはない。
- 4. 坐剤は、直腸内壁の粘膜から有効成分を吸収させるものであるため、内服の場合よりも全身作用はゆっ
- 5. 皮膚に適用する医薬品(塗り薬、貼り薬等)は、皮膚表面から循環血液中に移行する量が少ないため、
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正解:2
【正解】2番
【手引きの該当箇所】(第2章 人体の働きと医薬品)
「なお、循環血液中に移行せずに薬効を発揮する医薬品であっても、その成分が体内から消失する過程では、吸収されて循環血液中に移行する場合がある。局所作用を目的とする医薬品の場合は、目的とする局所の組織に有効成分が浸透して作用するものが多い。①消化管吸収内服薬のほとんどは、その有効成分が消化管から吸収されて循環血液中に移行し、全身作用を現す。錠剤、カプセル剤等の固形剤の場合、消化管で吸収される前に、錠剤等が消化管内で崩壊して、有効成分が溶け出さなければならないが、腸溶性製剤のような特殊なものを除き、胃で有効成分が溶出するものが大部分である。内服薬の中には、服用後の作用を持続させるため、有効成分がゆっくりと溶出するように作られているもの(徐放性製剤)もある。」
医薬品の代謝及び排泄に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
a 医薬品の有効成分が代謝を受けると、作用を失ったり(不活性化)、作用が現れたり(代謝的活性化)、あるいは体外へ排泄されやすい脂溶性の物質に変化したりする。
b 一度に大量の医薬品を摂取したり、十分な間隔をあけずに追加摂取したりし、医薬品の有効成分の血中濃度を高くすればするほど、比例関係にある薬効は限りなく増強される。
c 排泄とは、代謝によって生じた物質(代謝物)が体外へ排出されることであり、排出経路は尿中、汗中、母乳中に限られる。
d 腎機能が低下した人では、正常な人に比べて有効成分の尿中への排泄が早まるため、医薬品の効き目が十分に現れず、副作用も生じにくい。
- 1. 正 正 正 誤
- 2. 誤 誤 誤 誤
- 3. 正 誤 正 正
- 4. 誤 誤 正 誤
- 5. 誤 正 誤 正
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正解:2
【正解】2番
【手引きの該当箇所】(第2章 人体の働きと医薬品)
「また、アレルギー性の副作用は、適用部位以外にも現れることがある。せつ(b)薬の代謝、排泄代謝とは、物質が体内で化学的に変化することであるが、有効成分も循環血液中へ移行して体内を循環するうちに徐々に代謝を受けて、分解されたり、体内の他の物質が結合するなどして構造が変化する。その結果、作用を失ったり(不活性化)、作用が現れたり(代謝的活性化)、せつあるいは体外へ排泄されやすい水溶性の物質に変化したりする。せつ排泄とは、代謝によって生じた物質(代謝物)が尿等で体外へ排出されることであり、有効成分は未変化体のままで、あるいは代謝物として、腎臓から尿中へ、肝臓から胆汁中へ、又は肺から呼気中へ排出される。」
医薬品の剤形とその特徴に関する組合せの正誤について、正しい組合せはどれか。
剤形 特徴な か
a チュアブル錠 ―――― 口の中で舐めたり噛み砕いたりして服用する剤形であり、水なしでも服用することができる。
b 舌下錠 ――――――― 舌下で溶解させ、有効成分を口腔粘膜から吸収させる。
c 外用液剤 ―――――― 軟膏剤やクリーム剤に比べて、患部が乾きやすい。
d 軟膏剤 ――――――― 油性基剤に水分を加えたもので、患部を水で洗い流したい場合に用いられる。
- 1. 正 正 誤 誤
- 2. 正 正 正 誤
- 3. 誤 誤 正 誤
- 4. 正 誤 正 正
- 5. 誤 正 誤 正
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正解:2
【正解】2番
【手引きの該当箇所】(第2章 人体の働きと医薬品)
「水なしで服用できる錠剤として、以下のものが挙げられる。くう①口腔内崩壊錠口の中の唾液で速やかに溶ける工夫がなされているため、水なしで服用することができる。固形物を飲み込むことが困難な高齢者や乳幼児、水分摂取が制限されている場合でも、口の中で溶かした後に、唾液と一緒に容易に飲み込むことができる。②チュアブル錠なか口の中で舐めたり噛み砕いたりして服用する剤形であり、水なしでも服用できる。錠剤(内服)は、胃や腸で崩壊し、有効成分が溶出することが薬効発現の前提となる。かしたがって例外的な場合を除いて、口中で噛み砕いて服用してはならない。特に腸内での溶解を目的として錠剤表面をコーティングしているもの(腸溶錠)の場合等は、厳に慎まなければならない。」
医薬品の副作用として現れる全身的な症状等に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
a ショック(アナフィラキシー)は、生体異物に対するアレルギー反応の一種で、発症後の進行が非常に速やかな(通常、2時間以内に急変する。
)ことが特徴である。
しん ほう
b 皮膚粘膜眼症候群は、38℃以上の高熱を伴って、発疹・発赤、火傷様の水疱等の激しい症状が比較的短時間のうちに全身の皮膚、口、眼等の粘膜に現れる病態である。
c 皮膚粘膜眼症候群と中毒性表皮壊死融解症は、原因医薬品の使用開始後2週間以内に発症することが多く、1ヶ月以上経ってから起こることはない。
d 偽アルドステロン症は、複数の医薬品や、医薬品と食品との間の相互作用によって起きることがある。
- 1. 正 誤 誤 誤
- 2. 正 正 誤 正
- 3. 誤 誤 誤 正
- 4. 正 誤 正 誤
- 5. 誤 正 正 誤
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正解:2
【正解】2番
【手引きの該当箇所】(第2章 人体の働きと医薬品)
「特に、両眼に現れる急性結膜かゆ炎(結膜が炎症を起こし、充血、目やに、流涙、痒み、腫れ等を生じる病態)は、皮膚や粘膜の変化とほぼ同時期又は半日~1日程度先行して生じることが知られているので、そのような症状が現れたときは、皮膚粘膜眼症候群又は中毒性表皮壊死融解症の前兆である可能性を疑うことが重要である。皮膚粘膜眼症候群と中毒性表皮壊死融解症は、いずれも原因医薬品の使用開始後2週間以内に発症することが多いが、1ヶ月以上経ってから起こることもある。3)肝機能障害医薬品により生じる肝機能障害48は、有効成分又はその代謝物の直接的肝毒性が原因で起きる中毒性のものと、有効成分に対する抗原抗体反応が原因で起きるアレルギー性のものに大別される。」
医薬品の副作用として現れる精神神経系の症状等に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
a 精神神経症状は、医薬品の大量服用や長期連用、乳幼児への適用外の使用等の不適正な使用がなされた場合に限らず、通常の用法・用量でも発生することがある。
b 眠気を催すことが知られている医薬品を使用した後は、乗物や危険な機械類の運転操作に従事しないよう十分注意することが必要である。
c 医薬品の副作用が原因の無菌性髄膜炎は、同じ医薬品を使用しても再発することはない。
d 心臓や血管に作用する医薬品の使用により、頭痛やめまい、浮動感、不安定感等が生じることがある。
- 1. 誤 正 誤 正
- 2. 正 正 正 誤
- 3. 正 誤 誤 誤
- 4. 誤 誤 正 正
- 5. 正 正 誤 正
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正解:5
【正解】5番
【手引きの該当箇所】(第2章 人体の働きと医薬品)
「これらのうち、眠気は比較的軽視されがちであるが、乗物や危険な機械類の運転操作中に眠気を生じると重大な事故につながる可能性が高いので、眠気を催すことが知られている医薬品を使用した後は、そのような作業に従事しないよう十分注意することが必要である。精神神経症状は、医薬品の大量服用や長期連用、乳幼児への適用外の使用等の不適正な使用がなされた場合に限らず、通常の用法・用量でも発生することがある。これらの症状が現れた場合は、原因と考えられる医薬品の使用を中止し、症状によっては医師の診療を受けるなどの対応が必要である。2)無菌性髄膜炎髄膜炎のうち、髄液に細菌が検出されないものをいう。」
医薬品の副作用として現れる消化器系の症状等に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
き
a 消化性潰瘍は、自覚症状が乏しい場合もあり、貧血症状(動悸や息切れ等)の検査時や突然の吐血・下血によって発見されることもある。
b イレウスとは、胃や十二指腸の粘膜組織が傷害されて、その一部が粘膜筋板を超えて欠損する状態をいう。
c 小児や高齢者のほか、普段から便秘傾向のある人は、イレウス様症状の発症リスクが低い。
ひ
d 医薬品の作用によって腸管運動が麻痺して腸内容物の通過が妨げられると、激しい腹痛などの症状のために水分や食物の摂取が抑制され、嘔吐がない場合でも脱水状態となることがある。
- 1. 誤 誤 正 誤
- 2. 正 正 誤 誤
- 3. 誤 正 正 正
- 4. 正 誤 誤 正
- 5. 誤 誤 誤 正
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正解:4
【正解】4番
【手引きの該当箇所】(第2章 人体の働きと医薬品)
「3体の局所に現れる副作用1)消化器系に現れる副作用(a)消化性潰瘍消化性潰瘍は、胃や十二指腸の粘膜組織が傷害されて、粘膜組織の一部が粘膜筋板を超えて欠損する状態であり、医薬品の副作用により生じることも多い。消化性潰瘍になると、胃のもたれ、食欲低下、胸やけ、吐きけ、胃痛、空腹時にみぞおちが痛くなる、消化管出血に伴ふんきって糞便が黒くなるなどの症状が現れる。自覚症状が乏しい場合もあり、貧血症状(動悸や息切れ等)の検査時や突然の吐血・下血によって発見されることもある。重篤な病態への進行を防止するため、原因と考えられる医薬品の使用を中止し、医師の診療を受けるなどの対応が必要である。」
医薬品の副作用として現れる呼吸器系及び泌尿器系の症状等に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
せき たん せき
a 間質性肺炎は、息切れ・息苦しさ等の呼吸困難、空咳(痰の出ない咳)の症状を主に呈するが、必ずしも発熱は伴わない。
b 排尿困難や尿閉の症状は、多くの場合、原因となる医薬品の使用を中止するだけでは改善しない。
c 腎障害では、尿量の減少、ほとんど尿が出ないという症状のほかに、一時的に尿が増えるという症状が現れることがある。
d 喘息は、合併症の有無にかかわらず、原因となった医薬品の有効成分が体内から消失しても症状は寛解しない。
- 1. 誤 正 正 正
- 2. 正 正 誤 誤
- 3. 正 誤 誤 正
- 4. 正 誤 正 誤
- 5. 誤 誤 誤 正
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正解:4
【正解】4番
【手引きの該当箇所】(第2章 人体の働きと医薬品)
「2)呼吸器系に現れる副作用(a)間質性肺炎通常の肺炎が気管支又は肺胞が細菌に感染して炎症を生じたものであるのに対し、間質性肺炎は肺の中で肺胞と毛細血管を取り囲んで支持している組織(間質)が炎症を起こしたものである。間質性肺炎を発症すると、肺胞と毛細血管の間のガス交換効率が低下して血液に酸素を十分取り込むことができず、体内は低酸素状態となる。そのため、息切れ・息苦しさせきたんせき等の呼吸困難、空咳(痰の出ない咳)、発熱等の症状を呈する。一般的に、医薬品の使用開始から1~2週間程度で起きることが多い。息切れは、初期には登坂等の運動時に感じられるが、病態が進行すると平地歩行や家事等の軽労作時にも意識されるようになる。」
医薬品の副作用として現れる循環器系の症状等に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
せき たん
a 息切れ、疲れやすい、足のむくみ、急な体重の増加、咳とピンク色の痰などを認めた場合は、うっ血性心不全の可能性を疑い、早期に医師の診療を受ける必要がある。
b うっ血性心不全とは、心筋の自動性や興奮伝導の異常が原因で心臓の拍動リズムが乱れる疾患のことである。
c 高血圧や心臓病等、循環器系疾患の診断を受けている人は、心臓や血管に悪影響を及ぼす可能性が高い医薬品を使用してはならない。
d 不整脈の発症リスクは、代謝機能の低下によって高まることがあるので、腎機能や肝機能の低下、併用薬との相互作用等に留意するべきである。
- 1. 正 正 正 誤
- 2. 正 正 誤 正
- 3. 正 誤 正 正
- 4. 誤 正 正 正
- 5. 正 正 正 正
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正解:3
【正解】3番
【手引きの該当箇所】(第2章 人体の働きと医薬品)
「そのような場合には、直ちに救命救急処置が可能な医療機関を受診しなければならない。くうのうたけ通年性(非アレルギー性)の鼻炎や慢性副鼻腔炎(蓄膿症)、鼻茸(鼻ポリープ)、嗅覚異常ぜんぜん等、鼻の疾患を合併している人や、成人になってから喘息を発症した人、季節に関係なく喘ぜん息発作が起こる人等で発症しやすい。特に、これまでに医薬品(内服薬に限らない)で喘息発作を起こしたことがある人は重症化しやすいので、同種の医薬品の使用を避ける必要がある。息切れ、疲れやすい、足のむくみ、急せきたんな体重の増加、咳とピンク色の痰などを認めた場合は、うっ血性心不全の可能性を疑い、早期に医師の診療を受ける必要がある。心不全の既往がある人は、薬剤による心不全を起こしやすい。」
医薬品の副作用として現れる感覚器系の症状等に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
a コリン作動成分が配合された医薬品によって眼圧が上昇する。
b 眼圧の上昇に伴って、頭痛や吐きけ・嘔吐等の症状が現れることがある。
c 高眼圧を長時間放置しても、視神経が損傷して不可逆的な視覚障害に至ることはない。
d 瞳の拡大(散瞳)を生じる可能性のある成分が配合された医薬品を使用した後は、乗物や機械類の運転操作を避けなければならない。
- 1. 誤 正 誤 正
- 2. 誤 誤 正 誤
- 3. 正 誤 誤 正
- 4. 正 正 誤 誤
- 5. 誤 正 正 正
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正解:1
【正解】1番
【手引きの該当箇所】(第2章 人体の働きと医薬品)
「高眼圧を長時間放置すると、視神経が損傷して不可逆的な視覚障害(視野欠損や失明)に至るおそれがあり、速やかに眼科専門医の診療を受ける必要がある。(b)その他まぶ医薬品によっては、瞳の拡大(散瞳)による異常な眩しさや目のかすみ等の副作用が現れることがある。眠気と同様に、そのような症状が乗物や機械類の運転操作中に現れると重大な事故につながるおそれがあるので、散瞳を生じる可能性のある成分が配合された医薬品を使用した後は、そうした作業は避けなければならない。一般に「かぶれ」と呼ばれる日常的に経験する症状であるが、外用薬の副作用で生じることもある。接触皮膚炎は、いわゆる「肌に合わない」という状態であり、外来性の物質が皮膚に接触することで現れる炎症である。」
口腔に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a 唾液には、リゾチーム等の殺菌・抗菌物質が含まれており、口腔粘膜の保護・洗浄、殺菌等の作用がある。
くう うしょく
b 唾液によって口腔内はpHがほぼ中性に保たれ、酸による歯の齲蝕を防いでいる。
うしょく
c 歯の齲蝕がエナメル質に達すると、神経が刺激されて、歯がしみたり痛みを感じるようになる。
そしゃく かくはん
d 舌には、咀嚼された飲食物を撹拌して唾液と混和させる働きがある。
- 1. 正 正 正 誤
- 2. 正 正 誤 正
- 3. 正 誤 誤 正
- 4. 誤 誤 正 正
- 5. 誤 正 誤 誤
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正解:2
【正解】2番
【手引きの該当箇所】(第2章 人体の働きと医薬品)
「歯槽骨の中に埋没している歯の部分を歯根、歯頚(歯肉線のあたり)を境に口腔に露出する部分を歯冠という。歯冠の表面はエナメル質で覆われ、体で最も硬い部分となっている。エナメル質の下には象牙質と呼ばれる硬い骨状の組織があり、神経や血管が通る歯髄を取り囲んでいる。歯うしょくの齲蝕15が象牙質に達すると、神経が刺激されて、歯がしみたり痛みを感じるようになる。②舌15口腔内の常在細菌が糖質から産生する酸で歯が脱灰されることによって起こる歯の欠損。舌は味覚を感知するほか、咀嚼された飲食物を撹拌して唾液と混和させる働きがある。③唾液腺そしゃくえん唾液を分泌し、食物を湿潤させてかみ砕きやすくし、また、咀嚼物を滑らかにして嚥下を容易にする。」
肝臓に関する以下の記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。
a 横隔膜の直下に位置する。
b 必須アミノ酸を生合成することができる。
c 水溶性ビタミンを貯蔵することはできない。
d 小腸で吸収されたブドウ糖は、血液によって肝臓に運ばれてグリコーゲンとして蓄えられる。
- 1. a、b
- 2. a、d
- 3. b、c
- 4. c、d
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正解:2
【正解】2番
【手引きの該当箇所】(第2章 人体の働きと医薬品)
「胆汁に含まれるビリルビン(胆汁色素)は、赤血球中のヘモグロビンが分解されて生じた老廃物で、腸管内に排出されたビリルビンは、腸管内に生息する常在細菌(腸内細菌)によって代謝さふんれて、糞便を茶褐色にする色素となる。肝臓は、大きい臓器であり、横隔膜の直下に位置する。胆汁を産生するほかに、主な働きとして次のようなものがある。i)栄養分の代謝・貯蔵小腸で吸収されたブドウ糖は、血液によって肝臓に運ばれてグリコーゲンとして蓄えられる18。グリコーゲンは、ブドウ糖が重合してできた高分子多糖で、血糖値が下がったときなど、必要に応じてブドウ糖に分解されて血液中に放出される。皮下組織等に蓄えられた脂質も、一度肝臓に運ばれてからエネルギー源として利用可能な形に代謝される。」
呼吸器系に関する以下の記述のうち、誤っているものはどれか。
- 1. 鼻汁にはリゾチームが含まれ、気道の防御機構の一つとなっている。
- 2. 吸い込まれた粉塵等の異物は、気道粘膜から分泌される粘液にからめ取られ、線毛運動によ
- 3. 咽頭は、軟骨に囲まれた円筒状の器官で、軟骨の突起した部分がいわゆる「のどぼとけ」で
- 4. 肺自体には肺を動かす筋組織がないため、自力で膨らんだり縮んだりするのではなく、横隔
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正解:3
【正解】3番
【手引きの該当箇所】(第2章 人体の働きと医薬品)
「鼻腔内に物理的又は化学的な刺激を受けると、反射的にくしゃみが起きて激しい呼気とともに刺激の原因物を排出しようとする。くう鼻腔の内壁には粘液分泌腺が多く分布し、鼻汁を分泌する。鼻汁は、鼻から吸った空気に湿り気を与えたり、粘膜を保護するため、常に少しずつ分泌されている。鼻汁にはリゾチームが含まれ、気道の防御機構の一つとなっている。かぜやアレルギーのときなどには、防御反応として大量に鼻汁が分泌されるようになる。(b)咽頭くうくう鼻腔と口腔につながっており、咽頭は消化管と気道の両方に属する。へんへん咽頭の後壁には扁桃23があり、粘膜表面が凸凹している。」
血液に関する以下の記述のうち、正しいものはどれか。
- 1. アルブミンは、ホルモンや医薬品の成分等と複合体を形成して、それらが血液によって運ば
- 2. 免疫グロブリンは、免疫反応において、体内に侵入した細菌やウイルス等の異物を特異的に
- 3. リンパ球は、白血球の中で最も大きく、強い食作用を持つ。
- 4. 血小板は、中央部がくぼんだ円盤状の細胞で、赤い血色素(ヘモグロビン)を含む。
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正解:2
【正解】2番
【手引きの該当箇所】(第2章 人体の働きと医薬品)
「しょう①血漿90%以上が水分からなり、アルブミン、グロブリン等のタンパク質のほか、微量の脂質、糖質、電解質を含む。しょうアルブミンは、血液の浸透圧を保持する(血漿成分が血管から組織中に漏れ出るのを防ぐ)働きがあるほか、ホルモンや医薬品の成分等と複合体を形成して、それらが血液によせつって運ばれるときに代謝や排泄を受けにくくする。グロブリンは、その多くが、免疫反応において、体内に侵入した細菌やウイルス等の異物を特異的に認識する抗体としての役割を担うため、そういったものは免疫グロブリンとも呼ばれる。しょう脂質(中性脂肪、コレステロール等)は、血漿中のタンパク質と結合してリポタンパクしょうちゅうしょう質を形成し、血漿中に分散している。」
腎臓及び副腎に関する以下の記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。
a 腎臓に入る動脈は、細かく枝分かれして、毛細血管が小さな球状になった糸球体を形成する。
ろ
b 尿細管では、肝臓でアミノ酸が分解されて生成する尿素など、血液中の老廃物が濾過される。
c 腎臓には、内分泌腺としての機能があり、骨髄における赤血球の産生を促進するホルモンを分泌する。
d 副腎皮質では、アドレナリンとノルアドレナリンが産生・分泌される。
- 1. a、b
- 2. a、c
- 3. b、d
- 4. c、d
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正解:2
【正解】2番
【手引きの該当箇所】(第2章 人体の働きと医薬品)
「せつ泌尿器のほかに、広義の排泄器官としては、二酸化炭素を排出する呼吸器や、老廃物を汗として排出する外皮等も含まれるが、生命活動によって生じた老廃物の排出のほとんどは、泌尿器系によって行われている。(a)腎臓30採血した血液が凝固して血餅が沈殿したときの上澄みを血清といい、血し漿ょうからフィブリノゲンが除かれたものである。31リンパ節は、首筋、脇の下、もものつけ根に多く集まっている。腎臓に入る動脈は細かく枝分かれして、毛細血管が小さな球状になった糸球体を形成する。のうのう糸球体の外側を袋状のボウマン嚢が包み込んでおり、これを腎小体という。ボウマン嚢から1本の尿細管が伸びて、腎小体と尿細管とで腎臓の基本的な機能単位(ネフロン)を構成している。」
目に関する以下の記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。
a 涙液には、角膜に酸素や栄養分を供給する働きはない。
b ビタミンAが不足すると、夜間視力の低下(夜盲症)を生じる。
c 角膜と水晶体の間は、房水で満たされ、眼内に一定の圧を生じさせている。
d 遠近の焦点調節は、主に硝子体の厚みを変化させることによって行われている。
- 1. a、b
- 2. a、d
- 3. b、c
- 4. c、d
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正解:3
【正解】3番
【手引きの該当箇所】(第2章 人体の働きと医薬品)
「顔面の左右に1対あり、物体の遠近感を認識することができる。(a)眼球か頭蓋骨のくぼみ(眼窩)に収まっている球形の器官で、外側は、正面前方付近(黒目の部分)のみ透明な角膜が覆い、その他の部分は強膜という乳白色の比較的丈夫な結合組織が覆さらっている。紫外線を含む光に長時間曝されると、角膜の上皮に損傷を生じることがある(雪眼炎。角膜と水晶体の間は、組織液(房水)で満たされ、眼内に一定の圧(眼圧)を生じさせている。透明な角膜や水晶体には血管が通っておらず、房水によって栄養分や酸素が供給される。水晶体の前には虹彩があり、瞳孔を散大・縮小させて眼球内に入る光の量を調節している。水晶体から網膜までの眼球内は、硝子体という透明のゼリー状組織で満たされている。」
鼻に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a 鼻腔上部の粘膜にある嗅細胞を、においの元となる物質の分子が刺激すると、その刺激が脳の嗅覚中枢へ伝えられる。
くう くう
b 鼻腔に隣接した目と目の間、額部分、頬の下、鼻腔の奥に空洞があり、それらを総称して副鼻腔という。
くう ほこり くう
c 副鼻腔に入った埃等の粒子は、粘液に捉えられて、線毛の働きによって鼻腔内へ排出される。
くう くう くう くう
d 鼻腔と副鼻腔を連絡する管は非常に狭いため、鼻腔粘膜が腫れると副鼻腔の開口部がふさがりやすくなり、副鼻腔に炎症を生じることがある。
- 1. 正 正 正 誤
- 2. 正 誤 誤 誤
- 3. 誤 誤 誤 正
- 4. 誤 正 誤 誤
- 5. 正 正 正 正
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正解:5
【正解】5番
【手引きの該当箇所】(第2章 人体の働きと医薬品)
「いずれくうも鼻腔と細い管でつながっている。くうくう副鼻腔も、鼻腔と同様、線毛を有する細胞と粘液を分泌する細胞でできた粘膜で覆われてくうほこりくういる。副鼻腔に入った埃等の粒子は、粘液に捉えられて線毛の働きによって鼻腔内へ排出さくうくうくうれるが、鼻腔と連絡する管は非常に狭いため、鼻腔粘膜が腫れると副鼻腔の開口部がふさがくうりやすくなり、副鼻腔に炎症を生じることがある。3)耳聴覚情報と平衡感覚を感知する器官で、外耳、中耳、内耳からなる。側頭部の左右両側に1対あり、音の立体感を認識することができる。(a)外耳側頭部から突出した耳介と、耳介で集められた音を鼓膜まで伝導する外耳道からなる。耳介は軟骨組織が皮膚で覆われたもので、外耳道の軟骨部に連なっている。」
外皮系に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a 皮膚と皮膚腺、角質の総称である。
b メラニン色素は、太陽光に含まれる紫外線から皮膚組織を防護する役割がある。
c ヒトの皮膚の表面には常に一定の微生物が付着しており、それら微生物の存在によって、皮膚の表面での病原菌の繁殖が抑えられている。
d 汗腺には、エクリン腺とアポクリン腺の二種類があり、エクリン腺は体臭腺である。
- 1. 正 正 正 誤
- 2. 誤 誤 正 正
- 3. 正 正 誤 正
- 4. 正 誤 誤 正
- 5. 誤 正 正 誤
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正解:1
【正解】1番
【手引きの該当箇所】(第2章 人体の働きと医薬品)
「また、汗腺から汗を分泌し、その蒸発時の気化熱を利用して体温を下げる。逆に、体温が下がり始めると血管は収縮して、放熱を抑える。○外界情報の感知:触覚、圧覚、痛覚、温度感覚等の皮膚感覚を得る感覚器としての機能も有している。ヒトの皮膚の表面には常に一定の微生物が付着しており、それら微生物の存在によって、皮膚の表面での病原菌の繁殖が抑えられ、また、病原菌の体内への侵入が妨げられている。生体は、それらを排除する反応として免疫機能を活性化させ、そしんかゆの結果、皮膚に炎症を生じ、発疹や発赤、痒み等の症状が現れることがある。皮膚は、表皮、真皮、皮下組織の3層構造からなる。表皮は最も外側にある角質層と生きた表皮細胞の層に分けられる。」
医薬品の有効成分の代謝及び排泄に関する以下の記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。
a 経口投与後、消化管で吸収された医薬品の有効成分は、全身循環に入る前にリンパ管を経由して肝臓を通過する。
b 肝初回通過効果とは、全身循環に移行する医薬品の有効成分の量が、消化管で吸収された量よりも、肝臓で代謝を受けた分だけ少なくなることをいう。
c 腎機能が低下した人では、医薬品の効き目が過剰に現れたり、副作用が生じやすくなったりする。
d 医薬品の有効成分は、未変化体のままで、あるいは代謝物として、肺から呼気中へ排出されることはない。
- 1. a、b
- 2. a、c
- 3. a、d
- 4. b、c
- 5. b、d
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正解:4
【正解】4番
【手引きの該当箇所】(第2章 人体の働きと医薬品)
「42加齢等により皮膚のみずみずしさが低下すると、有効成分が浸潤・拡散しにくくなる。その血液は全身循環に入る前に門脈という血管を経由して肝臓を通過するため、吸収された有効成分は、まず肝臓に存在する酵素の働きにより代謝を受けることになる。したがって、全身循環に移行する有効成分の量は、消化管で吸収された量よりも、肝臓で代謝を受けた分だけ少なくなる(これを肝初回通過効果(first-passeffect)という)。肝機能が低下した人では医薬品を代謝する能力が低いため、正常な人に比べて全身循環に到達する有効成分の量がより多くなり、効き目が過剰に現れたり、副作用を生じやすくなったりする。なお、薬物代謝酵素の遺伝子型には個人差がある。」
医薬品の体内での働きに関する以下の記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。
a 医薬品の有効成分は、多くの場合、標的となる細胞に存在する受容体などのタンパク質と結合し、その機能を変化させることで薬効や副作用を現す。
b 医薬品の血中濃度は、ある時点でピークに達し、その後は代謝・排泄の速度が吸収・分布の速度を上回るため、低下していく。
c 生体の反応として薬効が現れるのは、医薬品の血中濃度が最高血中濃度に達したときである。
d 一度に大量の医薬品を摂取して血中濃度を高くしても、ある濃度以上になるとより強い薬効は得られなくなり、副作用や毒性も現れにくくなる。
- 1. a、b
- 2. a、d
- 3. b、c
- 4. c、d
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正解:1
【正解】1番
【手引きの該当箇所】(第2章 人体の働きと医薬品)
「また、排泄の過程においても血漿タンパク質との複合体形成は重ろ要な意味を持つ。複合体は腎臓で濾過されないため、有効成分が長く循環血液中に留まることとなり、作用が持続する原因となる。2)薬の体内での働き循環血液中に移行した有効成分は、血流によって全身の組織・器官へ運ばれて作用するが、多くの場合、標的となる細胞に存在する受容体、酵素、トランスポーターなどのタンパク質と結合し、その機能を変化させることで薬効や副作用を現す。そのため、医薬品が効果を発揮するためには、有効成分がその作用の対象である器官や組織の細胞外液中あるいは細胞内液(細胞質という)中に、一定以上の濃度で分布する必要がある。これらの濃度に強く関連するのが血中濃度46である。」
内服薬の剤形及びその一般的な特徴に関する以下の記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。
くう くう
a 口腔内崩壊錠は、舌下で溶解させ、有効成分を口腔粘膜から吸収させる。
か
b 顆粒剤は、粒の表面がコーティングされているものもあるので、噛み砕かずに水などで飲み込む。
c 経口液剤は、既に有効成分が液中に溶けたり分散したりしているため、服用後、比較的速やかに消化管から吸収されるという特徴がある。
d カプセル剤は、カプセル内に散剤や液剤等を充填した剤形であり、カプセルの原材料として乳糖が広く用いられているため、乳成分に対してアレルギーを持つ人は使用を避けるなどの注意が必要である。
- 1. a、b
- 2. a、d
- 3. b、c
- 4. c、d
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正解:3
【正解】3番
【手引きの該当箇所】(第2章 人体の働きと医薬品)
「かまた、顆粒剤は粒の表面がコーティングされているものもあるので、噛み砕かずに水などで飲み込む。(d)経口液剤、シロップ剤経口液剤は、液状の剤形のうち、内服用の剤形である。固形製剤よりも飲み込みやすく、また、既に有効成分が液中に溶けたり分散したりしているため、服用後、比較的速やかに消化管から吸収されるという特徴がある。経口液剤では苦味やにおいが強く感じられることがあるので、小児に用いる医薬品の場合、白糖等の糖類を混ぜたシロップ剤とすることが多い。(e)カプセル剤カプセル剤は、カプセル内に散剤や顆粒剤、液剤等を充填した剤形であり、内服用の医薬品として広く用いられている。」
外用薬の剤形及びその一般的な特徴に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a 軟膏剤は、油性の基剤で皮膚への刺激が弱い。
b クリーム剤は、適用部位を水から遮断したい場合に用いる。
c 外用液剤は、軟膏剤やクリーム剤に比べて、患部が乾きにくいという特徴がある。
d 貼付剤は、適用部位にかぶれなどを起こす場合がある。
- 1. 正 正 正 誤
- 2. 誤 正 正 正
- 3. 誤 正 誤 正
- 4. 正 誤 誤 正
- 5. 正 誤 誤 誤
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正解:4
【正解】4番
【手引きの該当箇所】(第2章 人体の働きと医薬品)
「(f)外用局所に適用する剤形こう軟膏剤、クリーム剤、外用液剤、貼付剤、スプレー剤等があるが、それぞれの剤形の特性が薬効や副作用に影響する。こう①軟膏剤、クリーム剤こう基剤の違いにより、軟膏剤とクリーム剤に大別される。有効成分が適用部位に留まりやこうすいという特徴がある。一般的には、適用する部位の状態に応じて、軟膏剤は、油性の基剤で皮膚への刺激が弱く、適用部位を水から遮断したい場合等に用い、患部が乾燥していてもじゅくじゅくと浸潤していても使用できる。また、クリーム剤は、油性基剤に水分を加えたもので、患部を水で洗い流したい場合等に用られるが、皮膚への刺激が強いため傷等への使用は避ける必要がある。②外用液剤こう外用の液状製剤である。」
全身的に現れる医薬品の副作用に関する以下の記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。
a アナフィラキシーは、生体異物に対する遅延型のアレルギー反応の一種である。
b スティーブンス・ジョンソン症候群を発症する可能性のある医薬品は限られており、発症を予測しやすい。
c 偽アルドステロン症は、複数の医薬品や、医薬品と食品との間の相互作用によって起きることがある。
d 医薬品の使用が原因で血液中の白血球が減少し、細菌やウイルスの感染に対する抵抗力が弱くなって、突然の高熱、悪寒、喉の痛み等の症状を呈することがある。
- 1. a、b
- 2. a、d
- 3. b、c
- 4. c、d
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正解:4
【正解】4番
【手引きの該当箇所】(第2章 人体の働きと医薬品)
「また、複数の医薬品や、医薬品と食品との間の相互作用によって起きることがある。初期症状に不審を感じつつも重症化させてしまう例が多く、偽アルドステロン症が疑われる症状に気付いたら、直ちに原因と考えられる医薬品の使用を中止し、速やかに医師の診療を受けることが重要である。5)病気等に対する抵抗力の低下等医薬品の使用が原因で血液中の白血球(好中球)が減少し、細菌やウイルスの感染に対する抵けん抗力が弱くなって、突然の高熱、悪寒、喉の痛み、口内炎、倦怠感等の症状を呈することがある。がん進行すると重症の細菌感染を繰り返し、致命的となることもある。ステロイド性抗炎症薬や抗癌薬などが、そのような易感染性をもたらすことが知られている。」
医薬品が原因となる肝機能障害に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a 医薬品により生じる肝機能障害は、中毒性のものと、アレルギー性のものに大別される。
b 軽度の肝機能障害の場合は、自覚症状がなく、健康診断等の血液検査で初めて判明することが多い。
c 黄疸は、ビリルビンが血液中へ排出されず、胆汁中に滞留することにより生じる。
d 原因と考えられる医薬品を漫然と使用し続けると、不可逆的な病変(肝不全)を生じ、死に至ることがある。
- 1. 誤 誤 正 誤
- 2. 正 正 誤 正
- 3. 正 誤 正 誤
- 4. 誤 正 正 正
- 5. 正 誤 誤 正
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正解:2
【正解】2番
【手引きの該当箇所】(第2章 人体の働きと医薬品)
「黄疸とは、ビリルビン(黄色色素)が胆汁中へ排出されず血液中に滞留することにより生じる、皮膚や白眼が黄色くなる病態である。また、過剰となった血液中のビリルビンが尿中に排出されることにより、尿の色が濃くなることもある。肝機能障害が疑われた時点で、原因と考えられる医薬品の使用を中止し、医師の診療を受けることが重要である。漫然と原因と考えられる医薬品を使用し続けると、不可逆的な病変(肝不全)を生じ、死に至ることもある。4)偽アルドステロン症体内に塩分(ナトリウム)と水が貯留し、体からカリウムが失われることによって生じる病態である。副腎皮質からのアルドステロン分泌が増加していないにもかかわらずこのような状態となることから、偽アルドステロン症49と呼ばれている。」
偽アルドステロン症に関する以下の記述について、( )の中に入れるべき字句の正しい組み合わせはどれか。
偽アルドステロン症とは、体内に( a )と水が貯留し、体から( b )が失われることによって生じる病態である。
( c )からのアルドステロン分泌が増加していないにもかかわらずこのような状態となることから、偽アルドステロン症と呼ばれている。
- 1. ナトリウム カリウム 副腎皮質
- 2. カリウム カルシウム 副腎髄質
- 3. ナトリウム カリウム 副腎髄質
- 4. カリウム ナトリウム 副腎髄質
- 5. ナトリウム カルシウム 副腎皮質
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正解:1
【正解】1番
【手引きの該当箇所】(第2章 人体の働きと医薬品)
「漫然と原因と考えられる医薬品を使用し続けると、不可逆的な病変(肝不全)を生じ、死に至ることもある。4)偽アルドステロン症体内に塩分(ナトリウム)と水が貯留し、体からカリウムが失われることによって生じる病態である。副腎皮質からのアルドステロン分泌が増加していないにもかかわらずこのような状態となることから、偽アルドステロン症49と呼ばれている。けん主な症状に、手足の脱力、血圧上昇、筋肉痛、こむら返り、倦怠感、手足のしびれ、頭痛、むくおうみ(浮腫)、喉の渇き、吐きけ・嘔吐等があり、病態が進行すると、筋力低下、起立不能、歩行困けいれん難、痙攣等を生じる。低身長、低体重など体表面積が小さい者や高齢者で生じやすく、原因医薬品の長期服用後に初めて発症する場合もある。」
精神神経系に現れる医薬品の副作用に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a 眠気を催すことが知られている医薬品を使用した後は、乗物や危険な機械類の運転作業に従事しないように十分注意することが必要である。
b 無菌性髄膜炎は、医薬品の副作用が原因の場合、全身性エリテマトーデス、混合性結合組織病、関節リウマチ等の基礎疾患がある人で発症リスクが高い。
c 無菌性髄膜炎は、早期に原因医薬品の使用を中止しても、予後は不良となることがほとんどである。
d 心臓や血管に作用する医薬品により、頭痛やめまい、浮動感、不安定感等が生じることがある。
- 1. 正 正 正 正
- 2. 誤 正 正 正
- 3. 正 誤 正 正
- 4. 正 正 誤 正
- 5. 正 正 正 誤
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正解:4
【正解】4番
【手引きの該当箇所】(第2章 人体の働きと医薬品)
「これらの症状が現れた場合は、原因と考えられる医薬品の使用を中止し、症状によっては医師の診療を受けるなどの対応が必要である。2)無菌性髄膜炎髄膜炎のうち、髄液に細菌が検出されないものをいう。大部分はウイルスが原因と考えられているが、マイコプラズマ感染症やライム病、医薬品の副作用等によって生じることもある。医薬品の副作用が原因の場合、全身性エリテマトーデス50、混合性結合組織病51、関節リウマチ等の基礎疾患がある人で発症リスクが高い。おう多くの場合、発症は急性で、首筋のつっぱりを伴った激しい頭痛、発熱、吐きけ・嘔吐、意識混濁等の症状が現れる。これらの症状が現れた場合は、原因と考えられる医薬品の使用を直ちに中止し、医師の診療を受ける必要がある。」
消化器系に現れる医薬品の副作用に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a 消化性潰瘍は、貧血症状の検査時や突然の吐血・下血によって発見されることがある。
b イレウス様症状は、激しい腹痛や嘔吐、腹部膨満感を伴う著しい便秘が現れる。
c イレウス様症状が悪化すると、腸内細菌の異常増殖によって全身状態の衰弱が急激に進行する可能性がある。
かん ざ こう
d 浣腸剤や坐剤の使用によって現れる一過性の症状に、肛門部の熱感等の刺激、異物の注入による不快感、排便直後の立ちくらみなどがある。
- 1. 正 誤 正 誤
- 2. 正 正 正 正
- 3. 誤 誤 正 正
- 4. 正 正 誤 正
- 5. 誤 正 誤 誤
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正解:2
【正解】2番
【手引きの該当箇所】(第2章 人体の働きと医薬品)
「これらの症状が現れたときには、原因と考えられる医薬品の使用を中止し、症状によっては医師の診療を受けるなどの対応が必要である。医薬品によっては、一過性の軽い副作用として、口渇、便秘、軟便、下痢等が現れることかんざこうがある。また、浣腸剤や坐剤の使用によって現れる一過性の症状に、肛門部の熱感等の刺激、異物の注入による不快感、排便直後の立ちくらみなどがある。2)呼吸器系に現れる副作用(a)間質性肺炎通常の肺炎が気管支又は肺胞が細菌に感染して炎症を生じたものであるのに対し、間質性肺炎は肺の中で肺胞と毛細血管を取り囲んで支持している組織(間質)が炎症を起こしたものである。」
呼吸器系に現れる医薬品の副作用に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a 間質性肺炎は、肺の中で肺胞と毛細血管を取り囲んで支持している組織が炎症を起こしたものである。
b 間質性肺炎の症状は、かぜや気管支炎の症状と区別がつきやすい。
c 喘息は、原因となる医薬品(アスピリン等)の使用後、短時間(1時間以内)のうちに鼻水・せき ぜん鼻づまりが現れ、続いて咳、喘鳴及び呼吸困難を生じる。
d 喘息は、合併症を起こさない限り、原因となった医薬品の有効成分が体内から消失すれば症状は寛解する。
- 1. 正 誤 正 正
- 2. 誤 正 正 誤
- 3. 誤 誤 誤 正
- 4. 正 正 誤 誤
- 5. 正 誤 正 誤
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正解:1
【正解】1番
【手引きの該当箇所】(第2章 人体の働きと医薬品)
「これらの症状は時間とともに悪化し、顔面の紅潮や目の充血、吐きけ、腹痛、下痢等を伴うこともある。内服薬のほざか、坐薬や外用薬でも誘発されることがある。合併症を起こさない限り、原因となった医薬品の有効成分が体内から消失すれば症状は寛解する。軽症例は半日程度で回復するが、重症例は24時間以上持続し、窒息による意識消失から死に至る危険もある。そのような場合には、直ちに救命救急処置が可能な医療機関を受診しなければならない。くうのうたけ通年性(非アレルギー性)の鼻炎や慢性副鼻腔炎(蓄膿症)、鼻茸(鼻ポリープ)、嗅覚異常ぜんぜん等、鼻の疾患を合併している人や、成人になってから喘息を発症した人、季節に関係なく喘ぜん息発作が起こる人等で発症しやすい。」
循環器系及び泌尿器系に現れる医薬品の副作用に関する以下の記述のうち、誤っているものはどれか。
- 1. うっ血性心不全とは、全身が必要とする量の血液を心臓から送り出すことができなくなり、
- 2. 不整脈とは、心筋の自動性や興奮伝導の異常が原因で心臓の拍動リズムが乱れる病態である。
- 3. 腎障害では、浮腫、倦怠感、尿が濁る・血尿等の症状が現れることがある。
- 4. 医薬品を使用して生じる尿閉は、前立腺肥大の基礎疾患がある人に特有に現れることが知ら
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正解:4
【正解】4番
【手引きの該当箇所】(第2章 人体の働きと医薬品)
「息切れ、疲れやすい、足のむくみ、急せきたんな体重の増加、咳とピンク色の痰などを認めた場合は、うっ血性心不全の可能性を疑い、早期に医師の診療を受ける必要がある。心不全の既往がある人は、薬剤による心不全を起こしやすい。一方、不整脈とは、心筋の自動性や興奮伝導の異常が原因で心臓の拍動リズムが乱れる病き態で、めまい、立ちくらみ、全身のだるさ(疲労感)、動悸、息切れ、胸部の不快感、脈の欠落等の症状が現れる。これらの症状が現れたときは、直ちに原因と考えられる医薬品の使用を中止して、速やかに医師の診療を受ける必要がある。不整脈の種類によっては失神(意識消失)することもある。」
皮膚に現れる医薬品の副作用に関する以下の記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。
a 接触皮膚炎は、医薬品が触れた皮膚の部分にのみ生じ、正常な皮膚との境界がはっきりしている。
b 貼付剤による光線過敏症は、貼付剤を剥がした後でも発症することがある。
c 薬疹は、医薬品の長期使用後に現れることはない。
d 薬疹を経験したことがある人が、再度同種の医薬品を使用しても、アレルギー反応を生じることはない。
- 1. a、b
- 2. a、d
- 3. b、c
- 4. c、d
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正解:1
【正解】1番
【手引きの該当箇所】(第2章 人体の働きと医薬品)
「一般に「かぶれ」と呼ばれる日常的に経験する症状であるが、外用薬の副作用で生じることもある。接触皮膚炎は、いわゆる「肌に合わない」という状態であり、外来性の物質が皮膚に接触することで現れる炎症である。同じ医薬品が触れても発症するか否かはその人の体質によって異なる。原因となる医薬品と接触してから発症するまでの時間は様々であるが、接触皮膚炎は医薬品が触れた皮膚の部分にのみ生じ、正常な皮膚との境界がはっきりしているのが特徴である。アレルギー性皮膚炎の場合は、発症部位は医薬品の接触部位に限定されない。症状が現れたときは、重篤な病態への進行を防止するため、原因と考えられる医薬品の使用を中止する。通常は1週間程度で症状は治まるが、再びその医薬品に触れると再発する。」