かぜ薬

トラネキサム酸

とらねきさむ / 第3章

過去問 4 問

💡 作用のポイント

炎症による腫れを和らげる成分(抗炎症成分)鼻粘膜や喉の炎症による腫れを和らげることを目的として、トラネキサム酸、グリチルリチン酸二カリウム等が配合されている場合がある。

🧪 理系視点でスッキリ納得!作用機序・化学のウラ話

トラネキサム酸はリシンに類似した構造を持ち、プラスミノゲンのフィブリンへの結合を阻害して線維素溶解(線溶)を抑える抗プラスミン薬。手引きは「体内での起炎物質の産生を抑制することで炎症の発生を抑え、腫れを和らげる」と説明している。線溶系の抑制は止血作用でもあるため、血栓のある人(脳血栓・心筋梗塞・血栓性静脈炎等)では医師・薬剤師への相談が必要になる。

※ この欄は運営者が作成した学習用の補足メモ(下書き・監修前)です。試験の正誤判断は 必ず厚生労働省『試験問題の作成に関する手引き』および添付文書に従ってください。

📝 この成分が出題された過去問 4 問

2025年 / 北海道 問22 難問 ★★★ 単体ページ →

かぜ薬の配合成分に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。 a メキタジンは、去痰成分として用いられる。 b グリチルリチン酸は、大量摂取により、偽アルドステロン症を生じるおそれがある。 c トラネキサム酸は、体内での起炎物質の産生を抑制することで炎症の発生を抑え、腫れを和らげる。 d メチルエフェドリン塩酸塩には、依存性があることに留意する必要がある。

  1. 1. 正 正 正 誤
  2. 2. 誤 正 誤 正
  3. 3. 正 誤 正 正
  4. 4. 誤 正 正 正
  5. 5. 正 誤 誤 誤
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正解:4

【正解】4番 a 誤り:メキタジンは去痰成分ではなく、抗ヒスタミン成分(アレルギー用薬などにも配合)です。 b 正しい:記述の通り。甘草の成分でもあるグリチルリチン酸は、大量摂取により偽アルドステロン症を生じるおそれがあります。 c 正しい:記述の通り。トラネキサム酸は抗炎症成分として、のどの痛みや腫れを和らげます。 d 正しい:記述の通り。メチルエフェドリン塩酸塩(交感神経刺激成分)は、依存性があることに留意が必要です。 【要点】 メキタジン(抗ヒスタミン)とメチルエフェドリン(依存性・アドレナリン作動)は試験頻出!成分の「役割」と「副作用・注意点」を確実にリンクさせて覚えましょう。

2025年 / 東京都 問69 難問 ★★★ 単体ページ →

鎮咳去痰薬の配合成分に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。 a トリメトキノール塩酸塩水和物は、抗炎症作用のほか、気道粘膜からの粘液の分泌を促進することを目的として用いられる。 b トラネキサム酸は、痰の中の粘性タンパク質を溶解・低分子化して粘性を減少させる。 c ジヒドロコデインリン酸塩は、交感神経系を刺激して気管支を拡張させる作用を示す。 d グアイフェネシンは、粘液成分の含量比を調整し痰の切れをよくする作用を示す。

  1. 1. 正 誤 誤 誤
  2. 2. 誤 正 誤 誤
  3. 3. 誤 誤 正 誤
  4. 4. 誤 誤 誤 正
  5. 5. 誤 誤 誤 誤
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正解:5

【正解】5番 a 誤:トリメトキノール塩酸塩水和物は気管支を拡張して呼吸を楽にする成分(アドレナリン作動薬)であり、粘液分泌促進はグアイフェネシン等の作用。 b 誤:痰の中の粘性タンパク質を溶解・低分子化するのは「L-カルボシステイン」や「ブロムヘキシン塩酸塩」等であり、トラネキサム酸は抗炎症成分。 c 誤:ジヒドロコデインリン酸塩は延髄の咳嗽中枢に作用して咳を鎮める「麻薬性鎮咳成分」であり、気管支を拡張させるのはアドレナリン作動薬の役割。 d 誤:粘液成分の含量比を調整し痰の切れをよくするのは「カルボシステイン(L-カルボシステイン)」であり、グアイフェネシンは気道粘膜からの粘液分泌を促進する。 【要点】 本問はすべて成分名と作用(効能)の組み合わせが入れ替えられている典型的なひっかけ問題です。各成分が「どのカテゴリ(鎮咳、去痰、抗炎症など)に属するか」を確実にリンクさせて覚えましょう。

2025年 / 東京都 問72 難問 ★★★ 単体ページ →

胃腸に作用する薬の配合成分に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。 a スクラルファートは、マグネシウムを含む成分であるため、透析を受けている人では使用を避ける必要がある。 b ピレンゼピン塩酸塩は、体内で代謝されてトラネキサム酸を生じることから、血栓のある人、血栓を起こすおそれのある人は、生じた血栓が分解されにくくなることがある。 c ジメチルポリシロキサン(ジメチコン)は、消化管内容物中に発生した気泡の分離を促すことを目的として配合されている場合がある。 d テプレノンの副作用として腹部膨満感、吐きけ、腹痛、頭痛、皮下出血、便秘、下痢、口渇が現れることがあり、まれに重篤な副作用として肝機能障害を生じることがある。

  1. 1. a、b
  2. 2. a、c
  3. 3. b、c
  4. 4. b、d
  5. 5. c、d
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正解:5

【正解】5番 a 誤り:スクラルファートはアルミニウムを含む成分であるため、透析を受けている人では使用を避ける必要がある(「マグネシウム」ではなく「アルミニウム」が誤り)。 b 誤り:ピレンゼピン塩酸塩は副交感神経遮断成分(抗コリン成分)であり、トラネキサム酸に関する記述は誤り(トラネキサム酸の説明が混入している)。 c 正しい。 d 正しい。 【要点】 スクラルファートに含まれる金属はアルミニウムであり、透析患者への禁忌は試験頻出の重要ポイントです。また、他の成分の説明が紛れ込んでいる選択肢(b)のひっかけパターンに注意しましょう。

2025年 / 関西広域連合 問116 難問 ★★★ 単体ページ →

き こう一般用医薬品の添付文書等において、心悸亢進、血圧上昇、糖代謝促進を起こしやすいため、「相談すること」の項目中に「高齢者」と記載することとされている内服薬の成分について、正しいものの組合せを選べ。 a トラネキサム酸 b トリメトキノール塩酸塩水和物 c 水酸化アルミニウムゲル d メチルエフェドリン塩酸塩

  1. 1. a、b
  2. 2. a、c
  3. 3. b、c
  4. 4. b、d
  5. 5. c、d
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正解:4

【正解】4番 a 誤り:トラネキサム酸は血栓のある人等で注意が必要な成分であり、高齢者への特掲事項ではない。 b 正しい:トリメトキノール塩酸塩水和物は、心悸亢進等のおそれがあるため「高齢者」の記載が必要である。 c 誤り:水酸化アルミニウムゲルは胃酸を中和する成分であり、高齢者への特掲事項の対象ではない。 d 正しい:メチルエフェドリン塩酸塩は、心悸亢進等のおそれがあるため「高齢者」の記載が必要である。 【要点】 アドレナリン作動成分(エフェドリン類やトリメトキノール等)は、心臓や血管、代謝への作用から高齢者で副作用が出やすいため「相談すること」に指定されています。