かぜ薬
甘草
かんぞう / 第3章
💡 作用のポイント
その他抗炎症作用を示す生薬として、カンゾウが配合されている場合がある。
🩹 現れることがある副作用(抜粋)
- 一定期間又は一定回数使用して症状の改善が63 肝機能障害を生じることがある主な成分:アスピリン、アスピリンアルミニウム、アセトアミノフェン、イブプロフェン、葛かっ根こん湯とう、し小ょう柴さい胡こ湯とう、柴さい胡こ桂けい枝し湯とう、し小ょう青せいり竜ゅう湯とう、麦ばくも門ん冬どう…
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カンゾウの主成分グリチルリチンは体内でグリチルレチン酸になり、腎の11β-HSD2を阻害してコルチゾールを分解されにくくする。結果として鉱質コルチコイド(アルドステロン)様作用が過剰になり、ナトリウム・水の保持、カリウム排泄、血圧上昇、浮腫、低カリウム血症を起こす=偽アルドステロン症。甘草含有製剤の長期連用が禁忌なのはこの機序による。
※ この欄は運営者が作成した学習用の補足メモ(下書き・監修前)です。試験の正誤判断は 必ず厚生労働省『試験問題の作成に関する手引き』および添付文書に従ってください。
📝 この成分が出題された過去問 7 問
鎮咳去痰薬の配合成分に関する以下の記述のうち、正しいものはどれか。 し
- 1. ジプロフィリンは、自律神経系を介して気管支の平滑筋を弛緩させ、気管支を拡張させる。
- 2. ノスカピンは、麻薬性鎮咳成分とも呼ばれ、長期連用や大量摂取によって多幸感が現れるこ
- 3. デキストロメトルファン臭化水素酸塩水和物は、痰の中の粘性タンパク質を溶解・低分子化
- 4. カンゾウは、抗炎症作用のほか、気道粘膜からの粘液分泌を促すことを期待して配合されて
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正解:4
【正解】4番 【手引きの該当箇所】(第3章 主な医薬品とその作用) 「(d)炎症を和らげる成分(抗炎症成分)気道の炎症を和らげることを目的として、トラネキサム酸、グリチルリチン酸二カリウム等が配合されている場合がある。グリチルリチン酸を含む生薬成分として、カンゾウ(マメ科のGlycyrrhizauralensisFischer又はGlycyrrhizaglabraLinnéの根及びストロンで、ときには周皮を除いたもの(皮去りカンゾウ)を基原とする生薬)が用いられることもある。カンゾウについては、グリチルリチン酸による抗炎症作用のほか、気道粘膜からの粘液分泌を促す等の作用も期待される。カンゾウを大量に摂取するとグリチルリチン酸の大量摂取につながり、偽アルドステロン症を起こすおそれがある。」
アレルギー症状の緩和を目的として用いる漢方処方製剤に関する記述の正誤について、正しい組合せを選べ。 じゅうみはいどくとう しょうふうさん とうきいんし a 十味敗毒湯、消 風散、当帰飲子は、鼻の症状を主とする人に適すとされる。 いんちんこうとう しん b 茵蔯蒿湯は、体力中等度以下で、冷え症で、皮膚が乾燥するものの湿疹・皮膚炎(分泌物の少ないもの)、痒みに適すとされる。 かっこんとう か せんきゅうしん い のう c 葛根湯加川 芎 辛夷は、比較的体力があるものの鼻づまり、蓄膿症(副鼻腔炎)、慢性鼻炎に適すとされる。 しん い せいはいとう d 辛夷清肺湯は、構成生薬としてカンゾウを含まない。
- 1. 正 正 正 正
- 2. 誤 誤 正 正
- 3. 誤 誤 誤 正
- 4. 正 正 誤 誤
- 5. 正 誤 正 誤
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正解:2
【正解】2番 【手引きの該当箇所】(第3章 主な医薬品とその作用) 「漢方処方製剤では、使用する人の体質と症状にあわせて漢方処方が選択されることが重要である。皮膚の症状を主とする人いんちんこうとうじゅうみはいどくとうしょうふうさんとうきいんしに適すとされるものとして、茵蔯蒿湯、十味敗毒湯、消風散、当帰飲子等が、鼻の症状を主とすかっこんとうかせんきゅうしんいしょうせいりゅうとうけいがいれんぎょうとうしんいせいはいとうる人に適すとされるものとして、葛根湯加川芎辛夷、小青竜湯、荊芥連翹湯、辛夷清肺湯等がある。いんちんこうとうしんいせいはいとうこれらのうち茵蔯蒿湯、辛夷清肺湯を除き、いずれも構成生薬としてカンゾウを含む。また、かっこんとうかせんきゅうしんい葛根湯加川芎辛夷は、構成生薬としてマオウを含む。」
鎮咳去痰薬の配合成分に関する記述のうち、誤っているものはどれか。 がいそう
- 1. 延髄の咳嗽中枢に作用するジヒドロコデインリン酸塩は、その作用本体であるジヒドロコ
- 2. 自律神経系を介さずに気管支の平滑筋に直接作用して弛緩させ、気管支を拡張させるジプ
- 3. カンゾウは、グリチルリチン酸による抗炎症作用のほか、気道粘膜からの粘液分泌を促す
- 4. 交感神経系を刺激して気管支を拡張させる作用を示すトリメトキノール塩酸塩水和物は、
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正解:4
【正解】4番 【手引きの該当箇所】(第3章 主な医薬品とその作用) 「(d)炎症を和らげる成分(抗炎症成分)気道の炎症を和らげることを目的として、トラネキサム酸、グリチルリチン酸二カリウム等が配合されている場合がある。グリチルリチン酸を含む生薬成分として、カンゾウ(マメ科のGlycyrrhizauralensisFischer又はGlycyrrhizaglabraLinnéの根及びストロンで、ときには周皮を除いたもの(皮去りカンゾウ)を基原とする生薬)が用いられることもある。カンゾウについては、グリチルリチン酸による抗炎症作用のほか、気道粘膜からの粘液分泌を促す等の作用も期待される。カンゾウを大量に摂取するとグリチルリチン酸の大量摂取につながり、偽アルドステロン症を起こすおそれがある。」
強心薬及びその配合成分等に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。 りょうけいじゅつかんとう a 苓 桂 朮 甘 湯は、主に利尿作用により、水毒(漢方の考え方で、体の水分が停滞したり偏在して、その循環が悪いことを意味する。 )の排出を促すことを主眼とし、構成生薬としてカンゾウを含む。 b 強心薬には、心筋の収縮力を弱める成分が主体として配合されている。 c ロクジョウは、ウシ科のウシの胆嚢中に生じた結石を基原とする生薬で、強心作用のほか、末梢血管の拡張による血圧降下、興奮を静める等の作用があるとされる。 d リュウノウは、中枢神経系の刺激作用による気つけの効果を期待して用いられる。
- 1. 誤 誤 正 誤
- 2. 誤 正 誤 正
- 3. 正 誤 誤 正
- 4. 正 誤 誤 誤
- 5. 正 正 正 誤
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正解:3
【正解】3番 【手引きの該当箇所】(第3章 主な医薬品とその作用) 「)についてはⅢ-1(胃の薬)、サフランについてはⅥ(婦人薬)、ニンジン、インヨウカクについてはⅩⅢ(滋養強壮保健薬)をそれぞれ参照して問題作成のこと。⚫漢方処方製剤りょうけいじゅつかんとうき【苓桂朮甘湯】体力中等度以下で、めまい、ふらつきがあり、ときにのぼせや動悸があるものきの立ちくらみ、めまい、頭痛、耳鳴り、動悸、息切れ、神経症、神経過敏に適すとされる。強心作用が期待される生薬は含まれず、主に利尿作用により、水毒(漢方の考え方で、体の水分が停滞したり偏在して、その循環が悪いことを意味する。カンゾウを含有する医薬品に共通する留意点に関する出題せきたんについては、Ⅱ-1(咳止め・痰を出しやすくする薬)を参照して作成のこと。」
内用痔疾用薬及びその配合成分等に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。 おつじとう じ じ じ a 乙字湯は、体力中等度以上で、大便がかたく、便秘傾向のあるものの痔核(いぼ痔)、切れ痔、便秘、軽度の脱肛に適すとされ、構成生薬としてカンゾウを含む。 b セイヨウトチノミは、トチノキ科のセイヨウトチノキ(マロニエ)の種子を基原とする生薬で、主に止血効果を期待して用いられる。 c オウゴンは、シソ科のコガネバナの周皮を除いた根を基原とする生薬で、主に抗炎症作用を期待して用いられる。 じ しゃ d 内用痔疾用薬は、比較的緩和な抗炎症作用、血行改善作用を目的とする成分のほか、瀉下・整腸成分等じが配合されたもので、外用痔疾用薬と併せて用いると効果的なものである。
- 1. 正 誤 正 正
- 2. 正 正 誤 誤
- 3. 誤 正 正 誤
- 4. 誤 正 誤 正
- 5. 誤 誤 正 正
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正解:1
【正解】1番 【手引きの該当箇所】(第3章 主な医薬品とその作用) 「じじじこうじかゆ外用痔疾用薬は、痔核(いぼ痔)又は裂肛(切れ痔)による痛み、痒み、腫れ、出血等の緩和、ざこうこう患部の消毒を目的とする坐剤、軟膏剤(注入軟膏を含む。じしゃ内用痔疾用薬は、比較的緩和な抗炎症作用、血行改善作用を目的とする成分のほか、瀉下・整じ腸成分等が配合されたもので、外用痔疾用薬と併せて用いると効果的なものである。2)代表的な配合成分等、主な副作用じ⚫外用痔疾用薬じざこう外用痔疾用薬は局所に適用されるものであるが、坐剤及び注入軟膏では、成分の一部が直腸粘膜から吸収されて循環血流中に入りやすく、全身的な影響を生じることがあるため、配合成分によっては注意を要する場合がある。」
歯や口中に用いる薬及びその配合成分等に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。 うしょく a フェノールは、齲蝕を生じた部分における細菌の繁殖を抑えることを目的として外用の歯痛薬に用いられる。 b サンシシは、アカネ科のクチナシの果実を基原とする生薬で、局所麻酔作用を期待して用いられる。 c シコンは、ムラサキ科のムラサキの葉を基原とする生薬で、患部からの細菌感染を防止することを期待して口内炎用薬に用いられる。 いんちんこうとう d 茵蔯蒿湯は、構成生薬としてカンゾウを含む。
- 1. 正 正 正 誤
- 2. 正 誤 誤 正
- 3. 正 誤 誤 誤
- 4. 誤 正 誤 正
- 5. 誤 誤 正 正
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正解:3
【正解】3番 【手引きの該当箇所】(第3章 主な医薬品とその作用) 「(a)局所麻酔成分うしょく齲蝕により露出した歯髄を通っている知覚神経の伝達を遮断して痛みを鎮めることを目的として、アミノ安息香酸エチル、ジブカイン塩酸塩、テーカイン等の局所麻酔成分が用いられる。ひよう冷感刺激を与えて知覚神経を麻痺させることによる鎮痛・鎮痒の効果を期待して、メントール、カンフル、ハッカ油、ユーカリ油等の冷感刺激成分が配合されている場合もある。(b)殺菌消毒成分うしょく齲蝕を生じた部分における細菌の繁殖を抑えることを目的として、フェノール、歯科用フェノールカンフル、オイゲノール、セチルピリジニウム塩化物等の殺菌消毒成分が用いられくうる。粘膜刺激を生じることがあるため、歯以外の口腔粘膜や唇に付着しないように注意が必要である。」
次の医薬品成分等のうち、一般用医薬品の添付文書等の「相談すること」の項目中に、「次の診断を受けた人」として「緑内障」と記載することとされているものとして、正しいものの組合せはどれか。 a カンゾウ b ペントキシベリンクエン酸塩 c パパベリン塩酸塩 d オキセサゼイン
- 1. a、b
- 2. a、c
- 3. a、d
- 4. b、c
- 5. b、d
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正解:4
【正解】4番 【手引きの該当箇所】(第5章 医薬品の適正使用・安全対策) 「(c)「本剤を使用(服用)している間は、次の医薬品を使用(服用)しないこと」要指導医薬品又は一般用医薬品は、複数の有効成分が配合されている場合が多く、使用方法や効能・効果が異なる医薬品同士でも、同一成分又は類似の作用を有する成分が重複することがある。併用すると作用の増強、副作用等のリスクの増大が予測されるものについて注意を喚起し、使用を避ける等適切な対応が図られるよう記載されている。なお、医療用医薬品との併用については、医療機関で治療を受けている人が、治療のために処方された医薬品の使用を自己判断で控えることは適当でないため、「相談すること」の項において、「医師(又は歯科医師)の治療を受けている人」等として記載されている。」