感染症の防止と消毒薬

エタノール

えたのーる / 第3章

過去問 4 問

💡 作用のポイント

エタノール(消毒用エタノール)手指・皮膚の消毒、器具類の消毒のほか、創傷面の殺菌・消毒にも用いられることがある。

📝 この成分が出題された過去問 4 問

2025年 / 関西広域連合 問49 難問 ★★★ 単体ページ →

きず口等の殺菌消毒成分に関する記述について、正しいものの組合せを選べ。 a アクリノ-ルは、真菌、結核菌、ウイルスに対して殺菌消毒作用を示す。 b オキシドールの作用は、過酸化水素の分解に伴って発生する活性酸素による酸化、及び発生する酸素の泡立ちによる物理的な洗浄効果による。 c レゾルシンは、細菌や真菌類のタンパク質を変性させることにより殺菌消毒作用を示し、にきび用薬などに配合されている場合がある。 d ポビドンヨードは、ヨウ素及びヨウ化カリウムをエタノールに溶解させたもので、皮膚刺激性が強く、粘膜や目の周りへ使用は避ける必要がある。

  1. 1. a、b
  2. 2. a、c
  3. 3. b、c
  4. 4. b、d
  5. 5. c、d
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正解:3

【正解】3番 a 誤り:アクリノールは多くの細菌に有効ですが、真菌(カビ)、結核菌、ウイルスに対する殺菌消毒作用は期待できません。 b 正しい:記述の通り。 c 正しい:記述の通り。 d 誤り:ポビドンヨードは、ヨウ素をポリビニルピロリドンに結合させたものであり、記述の内容は「ヨードチンキ」に関する説明です。 【要点】 アクリノールの抗菌スペクトルの狭さ(ウイルスや真菌には効かない)と、ポビドンヨードとヨードチンキの成分・性質の混同に注意しましょう!

2025年 / 北海道 問58 難問 ★★★ 単体ページ →

消毒薬及びその配合成分に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。 a エタノールは、アルコール分が微生物のタンパク質を変性させ、それらの作用を消失させる。 b サラシ粉は、酸性の洗剤と混ぜることで有毒な塩素ガスを発生させる可能性がある。 c 次亜塩素酸ナトリウムは、強い酸化力により一般細菌類やウイルス全般に対して優れた殺菌消毒作用を示すため、通常人体の消毒に使用される。 d クレゾール石ケン液は、結核菌を含む一般細菌類や真菌類に対して比較的広い殺菌消毒作用を示すが、大部分のウイルスには効果がない。

  1. 1. 正 正 誤 正
  2. 2. 正 誤 正 正
  3. 3. 誤 正 誤 正
  4. 4. 誤 正 正 誤
  5. 5. 誤 誤 誤 誤
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正解:1

【正解】1番 a 正しい。記述の通り。 b 正しい。記述の通り。 c 誤り。次亜塩素酸ナトリウムは刺激性が強いため、手指など「人体」の消毒には使用されません(器具や環境等の消毒に用いる)。 d 正しい。記述の通り。 【要点】 次亜塩素酸ナトリウムの「人体に使用できない」という点は、衛生害虫用殺虫剤や消毒薬のひっかけ問題の定番なので確実に押さえましょう。

この問題の関連成分: エタノール
2025年 / 愛媛県 問97 難問 ★★★ 単体ページ →

消毒薬及びその配合成分等に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。 a ジクロロイソシアヌル酸ナトリウムは、塩素臭や刺激性、金属腐食性が非常に強いため、プール等の大型設備の殺菌・消毒に用いることはできない。 b サラシ粉は、強い酸化力により一般細菌類、真菌類に対して殺菌消毒作用を示すが、ウイルスに対する不活性効果はない。 c クレゾール石ケン液を手指又は皮膚の消毒に用いる場合は、原液のまま用いる。 d イソプロパノールは、ウイルスに対する不活性効果はエタノールよりも低い。

  1. 1. 正 誤 正 正
  2. 2. 正 正 誤 誤
  3. 3. 誤 正 誤 正
  4. 4. 誤 誤 誤 正
  5. 5. 誤 正 正 誤
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正解:4

【正解】4番 a 誤:「用いることはできない」ではなく、プール等の大型設備の殺菌・消毒に広く用いられる。 b 誤:ウイルスに対する不活性効果もある(強い酸化力により幅広い微生物やウイルスに有効)。 c 誤:原液のままではなく、通常、水で数十〜数百倍に薄めて使用する。 d 正:記述の通り。(エタノールの方が幅広いウイルスに対して高い不活性効果を示す) 【要点】 消毒薬の問題では、「原液で使用するのか薄めて使うのか」「ウイルスへの効き目の強さ(エタノールvsイソプロパノール)」が頻出のひっかけポイントです。正確に暗記しておきましょう。

この問題の関連成分: エタノール
2025年 / 東京都 問98 難問 ★★★ 単体ページ →

消毒薬及びその配合成分に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。 a イソプロパノールのウイルスに対する不活性効果は、エタノールよりも低い。 b 日本薬局方に収載されているクレゾール石ケン液は、原液を水で希釈して用いられるが、刺激性が強いため、原液が直接皮膚に付着しないようにする必要がある。 c ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテルは、酸性の洗剤・洗浄剤と反応して有毒な塩素ガスが発生するため、混ざらないように注意する。 d アルカリ性の消毒薬が誤って皮膚に付着した場合、水洗する前に、中和剤を用いて中和する。

  1. 1. a、b
  2. 2. a、d
  3. 3. b、c
  4. 4. b、d
  5. 5. c、d
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正解:1

【正解】1番 a 正しい。イソプロパノールはエタノールと比較して、一部のウイルス(特にエンベロープを持たないウイルス等)に対する不活性化効果が低いとされています。 b 正しい。クレゾール石ケン液は希釈して使用しますが、原液や濃い希釈液は皮膚に対して強い刺激性や腐食性を示すため、直接付着しないよう注意が必要です。 c 誤り。有毒な塩素ガスを発生するのは「次亜塩素酸ナトリウム(塩素系漂白剤・洗浄剤)」と酸性洗剤が混合した場合であり、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル(界面活性剤)ではありません。 d 誤り。皮膚や眼などに化学物質が付着した際の中和処理は、発熱等によりかえって被害を拡大させる危険があるため、中和剤は使わず、ただちに多量の水で十分に洗い流します。 【要点】 「クレゾール石ケン液の強い刺激性」「次亜塩素酸ナトリウムと酸性洗剤の混ぜるな危険」「化学物質付着時は中和せず水洗」は試験の超頻出ポイントです。確実に押さえましょう!

この問題の関連成分: エタノール