口腔咽喉薬、うがい薬

ヨウ素

よう / 第3章

過去問 4 問

💡 作用のポイント

92ヨウ素系殺菌消毒成分又はクロルヘキシジングルコン酸塩若しくはクロルヘキシジン塩酸塩が配合されたものでは、まれにショック(アナフィラキシー)のような全身性の重篤な副作用を生じることがある。

🩹 現れることがある副作用(抜粋)

  • 92ヨウ素系殺菌消毒成分又はクロルヘキシジングルコン酸塩若しくはクロルヘキシジン塩酸塩が配合されたものでは、まれにショック(アナフィラキシー)のような全身性の重篤な副作用を生じることがある。
  • くう しゃくこのほか、ヨウ素系殺菌消毒成分については、口腔粘膜の荒れ、しみる、灼熱感、悪心(吐そうきけ)、不快感の副作用が現れることがある。
🧪 理系視点でスッキリ納得!作用機序・化学のウラ話

ヨウ素系の殺菌消毒成分は、微生物のタンパク質のチオール基(-SH)を酸化して酵素活性を失わせ、殺菌作用を示す(酸化作用)。ポビドンヨードはヨウ素を界面活性剤(ポビドン)に担持させて刺激性を緩和し、遊離ヨウ素を徐々に放出させて持続的な殺菌効果を得る製剤設計になっている。ヨウ素は甲状腺ホルモンの材料でもあるため、長期内服・大量使用では甲状腺への影響が注意される。

※ この欄は運営者が作成した学習用の補足メモ(下書き・監修前)です。試験の正誤判断は 必ず厚生労働省『試験問題の作成に関する手引き』および添付文書に従ってください。

📝 この成分が出題された過去問 4 問

2025年 / 関西広域連合 問31 難問 ★★★ 単体ページ →

くう そう口腔咽喉薬及び含嗽薬とその配合成分に関する記述の正誤について、正しい組合せを選べ。 くう がい たん a 口腔咽喉薬には、鎮咳成分や気管支拡張成分、去痰成分は配合されていない。 そう そう b 含嗽薬の殺菌消毒効果は、含嗽薬の使用後すぐに食事を摂った場合でも影響はない。 c グリチルリチン酸二カリウムは、喉の粘膜を刺激から保護する成分として配合されている。 d バセドウ病や橋本病の甲状腺疾患の診断を受けた人が、ヨウ素系殺菌消毒成分が配合された含嗽薬を使用する場合、その適否について、治療を行っている医師等に相談する必要がある。

  1. 1. 正 誤 正 誤
  2. 2. 正 誤 誤 正
  3. 3. 誤 誤 正 誤
  4. 4. 正 正 誤 誤
  5. 5. 誤 誤 誤 正
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正解:2

【正解】2番 a 正しい記述。口腔咽喉薬は喉の局所に作用するものであり、鎮咳成分や気管支拡張成分、去痰成分は配合されていない。 b 誤り。含嗽薬の使用後すぐに食事を摂ると、有効成分が洗い流されてしまい、殺菌消毒効果が十分に発揮されなくなる。 c 誤り。グリチルリチン酸二カリウムは「抗炎症成分」として配合されている(粘膜保護成分はアズレンスルホン酸ナトリウムなど)。 d 正しい記述。ヨウ素は甲状腺ホルモンの構成成分であるため、甲状腺疾患の診断を受けた人は医師等に相談が必要である。 【要点】 口腔咽喉薬の成分分類(抗炎症・殺菌等)と、ヨウ素系含嗽薬における甲状腺疾患の禁忌・相談勧奨は頻出のひっかけポイントです。

2025年 / 関西広域連合 問49 難問 ★★★ 単体ページ →

きず口等の殺菌消毒成分に関する記述について、正しいものの組合せを選べ。 a アクリノ-ルは、真菌、結核菌、ウイルスに対して殺菌消毒作用を示す。 b オキシドールの作用は、過酸化水素の分解に伴って発生する活性酸素による酸化、及び発生する酸素の泡立ちによる物理的な洗浄効果による。 c レゾルシンは、細菌や真菌類のタンパク質を変性させることにより殺菌消毒作用を示し、にきび用薬などに配合されている場合がある。 d ポビドンヨードは、ヨウ素及びヨウ化カリウムをエタノールに溶解させたもので、皮膚刺激性が強く、粘膜や目の周りへ使用は避ける必要がある。

  1. 1. a、b
  2. 2. a、c
  3. 3. b、c
  4. 4. b、d
  5. 5. c、d
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正解:3

【正解】3番 a 誤り:アクリノールは多くの細菌に有効ですが、真菌(カビ)、結核菌、ウイルスに対する殺菌消毒作用は期待できません。 b 正しい:記述の通り。 c 正しい:記述の通り。 d 誤り:ポビドンヨードは、ヨウ素をポリビニルピロリドンに結合させたものであり、記述の内容は「ヨードチンキ」に関する説明です。 【要点】 アクリノールの抗菌スペクトルの狭さ(ウイルスや真菌には効かない)と、ポビドンヨードとヨードチンキの成分・性質の混同に注意しましょう!

2025年 / 愛媛県 問69 標準 ★★☆ 単体ページ →

口腔咽喉薬及びうがい薬(含嗽薬)の配合成分に関する記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。 a デカリニウム塩化物は、喉の粘膜を刺激から保護する成分として配合されている場合がある。 b ヨウ素の一部は、血液-胎盤関門を通過して胎児に移行するため、妊娠中に長期間にわたって大量に使用された場合には、胎児にヨウ素の過剰摂取による甲状腺機能障害を生じるおそれがある。 c アズレンスルホン酸ナトリウムは、炎症を生じた粘膜組織の修復を促す作用を期待して配合されている場合がある。 そう くう d グリセリンが配合された含嗽薬については、口腔内に傷やひどいただれのある人では、強い刺激を生じるおそれがあるため、使用を避ける必要がある。

  1. 1. a,b
  2. 2. a,c
  3. 3. b,c
  4. 4. b,d
  5. 5. c,d
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正解:3

【正解】3番 a 誤り:デカリニウム塩化物は、殺菌消毒成分として配合されており、粘膜の保護成分ではない。(粘膜の保護にはプロピレングリコールなどが用いられる) b 正しい:記述の通り。ヨウ素(ポビドンヨード等)の長期・大量使用は胎児の甲状腺機能障害を引き起こすおそれがあるため妊娠中の使用には注意が必要である。 c 正しい:記述の通り。アズレンスルホン酸ナトリウムは抗炎症および組織修復作用を期待して配合される。 d 誤り:強い刺激を生じるおそれがあるため使用を避ける必要があるのは、エタノールが配合された含嗽薬である。(グリセリンは粘膜の保護や湿潤を目的として配合される) 【要点】 成分の「主な作用(殺菌、抗炎症、保護など)」と、使用上の注意における「原因物質(エタノールの刺激性、ヨウ素の胎児への移行)」を正確に結びつけて覚えることが重要です。

2025年 / 愛媛県 問89 難問 ★★★ 単体ページ →

皮膚に用いられる殺菌消毒薬及びその配合成分のうち、正しいものの組み合わせはどれか。 a ベンザルコニウム塩化物は、石けんとの混合によって殺菌消毒効果が高まるので、石けんと併用して用いられることが多い。 b 創傷部に殺菌消毒薬を繰り返し適用すると、皮膚常在菌が殺菌されてしまい、また、殺菌消毒成分により組織修復が妨げられて、かえって治癒しにくくなったり、状態を悪化させることがある。 c ヨウ素系殺菌消毒成分は、一般細菌類、真菌類に対して比較的広い殺菌消毒作用を示すが、結核菌やウイルスに対する殺菌消毒作用はない。 d アクリノールは、比較的刺激性が低く、創傷患部にしみにくい。

  1. 1. a,b
  2. 2. a,c
  3. 3. b,c
  4. 4. b,d
  5. 5. c,d
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正解:4

【正解】4番 a 誤り:ベンザルコニウム塩化物は、石けんと混合すると中和されて殺菌効果が低下するため、石けんを洗い流してから使用する。 b 記述の通り。 c 誤り:ヨウ素系殺菌消毒成分は、一般細菌類、真菌類だけでなく、結核菌やウイルスに対しても殺菌消毒作用を示す。 d 記述の通り。 【要点】 ベンザルコニウム塩化物と石けんの「併用(低下する)」、およびヨウ素系の「ウイルスへの効き目(ある)」は試験の超定番ひっかけポイントです!セットで確実に押さえましょう。