鎮暈薬
アミノ安息香酸エチル
あみの / 第3章
💡 作用のポイント
局所麻酔成分おう胃粘膜への麻酔作用によって嘔吐刺激を和らげ、乗物酔いに伴う吐きけを抑えることを目的として、アミノ安息香酸エチルのような局所麻酔成分が配合されている場合がある。
🩹 現れることがある副作用(抜粋)
- リドカイン、リドカイン塩酸塩、アミノ安息香酸エチル又はジブカイン塩酸塩が配合されざ こうた坐剤及び注入軟膏では、まれに重篤な副作用としてショック(アナフィラキシー)を生じることがある。
📝 この成分が出題された過去問 2 問
鎮暈薬(乗物酔い防止薬)の配合成分に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。 a スコポラミン臭化水素酸塩水和物は、眠気を促すほかに、散瞳による目のかすみや異常なまぶしさを引き起こすことがあるため、乗物の運転操作をするときは使用を控える必要がある。 b ブロモバレリル尿素は、延髄にある嘔吐中枢への刺激や内耳の前庭における自律神経反射を抑える作用を示す。 c アミノ安息香酸エチルは、胃粘膜への麻酔作用によって嘔吐刺激を和らげ、乗物酔いに伴う吐きけを抑えるが、12歳未満の小児への使用を避ける必要がある。 d ジメンヒドリナートは、専ら乗物酔い防止薬に配合される抗ヒスタミン成分である。
- 1. 正 正 誤 誤
- 2. 誤 誤 正 誤
- 3. 正 誤 正 正
- 4. 誤 正 誤 正
- 5. 正 誤 誤 正
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正解:5
【正解】5番 a 正しい。スコポラミン臭化水素酸塩水和物は抗コリン作用により目のかすみや眠気を引き起こすため、乗物の運転操作は控えます。 b 誤り。ブロモバレリル尿素は鎮静作用(精神安定・催眠)を示す成分であり、嘔吐中枢を抑えるのは抗ヒスタミン成分等の役割です。 c 誤り。アミノ安息香酸エチルは局所麻酔成分ですが、副作用(メトヘモグロビン血症等)のため「15歳未満」の小児への使用を避けます。 d 正しい。ジメンヒドリナートは乗物酔い防止薬に「専ら」配合される抗ヒスタミン成分です。 【要点】 アミノ安息香酸エチルの小児の年齢制限(12歳未満ではなく「15歳未満」)は試験で頻出のひっかけポイントです!
胃腸鎮痛鎮痙薬の配合成分に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。 a メチルベナクチジウム臭化物は、交感神経の伝達物質であるアドレナリンと受容体の反応を妨げることで、胃痛、腹痛を鎮める。 b パパベリン塩酸塩は、胃液分泌を抑える作用があるため、胃酸過多や胸焼けに対する効果を期待して用いられる。 c オキセサゼインは、局所麻酔作用のほか、胃液分泌を抑える作用もあるとされ、胃腸鎮痛鎮痙薬と制酸薬の両方の目的で使用される。 d アミノ安息香酸エチルは、メトヘモグロビン血症を起こすおそれがあるため、6歳未満の小児への使用は避ける。
- 1. 正 正 正 誤
- 2. 正 誤 誤 正
- 3. 正 誤 誤 誤
- 4. 誤 正 正 誤
- 5. 誤 誤 正 正
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正解:5
【正解】5番 a 誤り:「交感神経」ではなく「副交感神経」の伝達物質(アセチルコリン)の働きを抑えることで胃痛等を鎮める。 b 誤り:パパベリン塩酸塩は、消化管の平滑筋に直接働いて胃腸の痙攣を鎮める薬であり、胃液分泌を抑える目的ではない。 c 正しい:記述の通り。 d 正しい:記述の通り。 【要点】 抗コリン成分(メチルベナクチジウム等)は「副交感神経」、筋弛緩成分(パパベリン塩酸塩)は「平滑筋に直接」働く点を区別しましょう。また、アミノ安息香酸エチルのメトヘモグロビン血症と6歳未満の年齢制限は頻出のひっかけポイントです。