胃腸鎮痛鎮痙薬に関する記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。 a 高齢者では排尿困難や緑内障を基礎疾患として有することが多いため、胃痛を鎮める目的などでメチルベナクチジウム臭化物が配合されている場合、使用の適否を十分考慮する必要がある。 けいれん b 胃腸の痙攣を鎮めるパパベリン塩酸塩が配合されている場合、抗コリン成分と異なり自律神経系を介した作用ではないため、緑内障の診断を受けた人でも問題なく使用できる。 c 原因不明の痛みが30分以上続く腹痛の場合、基本的に医療機関を受診するなどの対応が必要であるが、医師の診療を受けるまでに一般用医薬品の胃腸鎮痛鎮痙薬を使用することで、痛みの発生部位が明確となり、原因の特定が容易になる。 d 下痢に伴う腹痛については、基本的に下痢への対処が優先され、胃腸鎮痛鎮痙薬の適用となる症状ではない。
- 1. a,b
- 2. a,d
- 3. b,c
- 4. b,d
- 5. c,d
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正解:2
【正解】2番 a 記述の通り。 b 誤り:パパベリン塩酸塩は抗コリン成分とは異なる作用機序だが、その平滑筋に対する直接的な作用により眼圧を上昇させるおそれがあるため、緑内障の診断を受けた人では使用を避ける必要がある。 c 誤り:胃腸鎮痛鎮痙薬を使用すると痛みが一時的に和らいでしまい、かえって正確な診断(症状のマスキング)を困難にさせることがある。 d 記述の通り。 【要点】 胃腸鎮痛鎮痙薬は抗コリン成分やパパベリン塩酸塩を含み、緑内障や排尿困難等の基礎疾患に悪影響を及ぼすリスクや、痛みを隠す(マスキング)副作用に注意が必要です。